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今回の戦争で英雄的な兵士と記者はどこにいるのか? / デーブ・リンドルフ

2010年3月3日

1968年、チャーリー中隊のウィリアム・カリー中尉が部下の兵士たちに、ベトナムのミライ(ソンミ村)に住む400人の女性や子ども、老人を強姦し、重傷を負わせ、殺戮するよう命じまた促したとき、英雄的に彼を止め、彼とその上官を裁判に賭けようとした人が少なくとも4人いた。一人はヘリコプター・パイロットのヒュー・トンプソン・ジュニアで、負傷した犠牲者の一部を避難させるとともに、ベトナム人の集団とカリーの部下との間にチョッパー・ヘリを降下させ、米兵たちがベトナム市民をこれ以上撃つならば米兵に向けて発砲するようヘリの砲手に命じた。一人はロン・ライデンアワーで、虐殺を聞かされて個人的に調査を始め、最終的にペンタゴンと議会に犯罪を報告した米軍兵士である。一人はチャーリー中隊の兵士マイケル・バーンハートで、虐殺をすべて目撃し、すべてをライデンアワーに伝えた(バーンハートはまた、ライデンアワーが責任者の起訴に失敗した時には、自分が持っている虐殺に関与した全将校のヒットリストを使って自らの手で将校たちを処刑しようと計画していたと打ち明けている)。そして一人はジャーナリストのシーモア・ハーシュで、米国のメディアで虐殺事件を暴いた。

今日、アフガニスタンではソンミ村虐殺が再現している。しかも、米軍戦闘機が結婚式を爆撃したり、テロリストを匿っているとの「疑いがある」家----実際には一般住民の住宅だった----を爆撃したりと、ほとんど毎週のように虐殺が起きている。けれども、これらアフガニスタン版ソンミ村虐殺はすべて、都合良く「事故」というレッテルで処理されている。戦争の「副次的被害」としてゴミ箱に捨てられ、忘れ去られる。しかしながら、「過ち」ではありえない虐殺が最近実行された。犠牲者は10人程度の罪のない人々で、ソンミ村虐殺の犠牲者より少ないが、同じ悪臭を放つ虐殺である。12月26日、クナル州で、11歳から18歳の生徒・学生、そして彼らを訪れていた12歳になる近くの羊飼いの少年が、手錠をはめられ、処刑形式で殺されたのである。

悲しいことに、パイロット、ヒュー・トンプソンのような良心ある信念を持った兵士がこれらの少年たちを救おうとすることもなかった。マイケル・バーンハートのように自分が目撃したことを報告する度胆を持つ兵士もいない。アフガニスタンに駐留する他の米軍兵士の中にはロン・ライデンアワーのように虐殺事件を調べて議会に報告する者もいない。シーモア・ハーシュがソンミ村虐殺を調査したようにこの戦争犯罪を調査する記者もいない。

クナル虐殺のシーモア・ハーシュがいることにはいたが、彼は英国人だった。米国人記者の誰も彼もが、12月29日にこの事件に関するCNN記事を書いた匿名の無人戦闘機型記者のようにペンタゴンの当初発表を鵜呑みにした中で、タイムズ紙とザ・スコッツマン紙と契約していた粘り強い記者ジェローム・スターキーは、殺された少年たちが通っていた学校の校長をはじめとする町の人々やアフガニスタン政府職員など様々な情報源に聞き取りを行い、この陰惨な戦争犯罪の本当の姿、すなわち米軍が少年たちに手錠をかけて処刑したという事実を明らかにしたのである。ニューヨーク・タイムズ紙など一部の米国メディアは、殺されたのは子どもたちだったとの主張があると報じたが、2月24日に米軍が、殺されたのは実際に罪のない生徒たちだったことを認めたとき、ペンタゴンの嘘に疑わずに飛びついて発表したCNNを含め、ニュースのアップデートを報じたメディアはなかった。また、射殺されたときの犠牲者は手錠をはめられていたことを報じた米国のメディアも一つもなかった。

スターキーは米国政府が罪を認めたと報じたが、米国のメディアは墓場のように沈黙を守った。

ジュネーブ条約のとで、捕虜を処刑するのは戦争犯罪である。それにもかかわらず米軍率いる部隊あるいは恐らく米軍兵士か傭兵は、クナル州で12月26日、9人の捕虜に手錠を嵌めて処刑したのである。15歳未満の子どもを殺すのは戦争犯罪である。それにもかかわらず、この事件では、11歳の少年一人と12歳の少年一人が捕虜になった戦闘員として手錠を嵌められ、処刑されたのである。死者の中には12歳が他に二人、15歳が一人いた。ジュネーブ条約のもとで、これらは極刑に値する犯罪である。そして米国はジュネーブ条約加盟国である。犯罪を隠蔽することも、指揮系統の最上層部に至るまで、犯罪である。

私は国防相に電話をして、この犯罪の調査が進められているのかどうか、進められていないとして調査の計画があるかどうかを訊ねたが、書面で要求を出すよう言われたので、書面で問合せを出した。今日まで、何の連絡もない。ペンタゴンの宣伝マシンは電話口でこの事件については知ってもいなかったかのようなふりをしたが、彼らの「助け」なしに私は米軍が何をしたかを知ることができた。予想されていたことではあるが、調査を国際治安支援部隊(ISAF)----アフガニスタンでタリバンと戦っている米軍主導のNATO軍に付けられた奇妙な名前----に委ねたことを知った。巧みな計略 である。ISAFはイラク戦争におけるブッシュの「有志連合」と同様、まっとうな連合ではないが、これによって事件の司法調査が不可能になる。というのも、米国議会はペンタゴンに対してのようにNATOやISAFに証言を強いる権限はないからである。上院軍事委員会筋が認めたところでは、ISAFは調査を進めており、上院軍事委員会は調査終了後に「ブリーフィング」----つまり何一つ宣誓のもとでは進まない----を求めたというが、期待して結果を待ったり何か劇的な結果が出ると考えるのはよそう。

私は国家軍事委員会の広報局にも連絡して、この犯罪に関する聴聞会が予定されているかどうか訊ねた。予定はないとの返事だったが、広報官は私に事件の詳細を送るよう求めた(政府関係者とスタッフが注目していることを示すものではない----この殺害でアフガニスタンでは全国で学生のデモが行われ、ハミッド・カルザイ大統領局は公式に米国に抗議し、アフガニスタン政府は調査を行って罪のない生徒が手錠を嵌められ処刑されたと結論した。このためにアフガニスタン政府はアフガニスタンで民間人を殺した米兵の起訴と諸兄を求めることになった)。殺された生徒たちの写真はRAWAに掲載されている。現場の写真の多くが頭の傷を示しており、これは処刑説と合致している。

今やオバマのアフガニスタン戦争と呼ぶのが適切なこの帝国主義的冒険の只中で、真の英雄が立ち上がるに遅すぎるわけではない。アフガニスタンにいる男女兵士の多くが、クナル州で昨年12月、罪のないアフガニスタンの子ども9人が米国の手で拘束され殺されたことを知っている。恐らくは、この犯罪作戦の計画や実行に関与し、起きたことに辟易した者たちもいるだろう。けれども、彼ら彼女らは今のところ口をつぐんでいる。恐怖からかもしれないし、どこに訴えればよいかわからないからかもしれない(ちなみに情報がある方は私に連絡してほしい)。また、アフガニスタンにもワシントンにも、この出来事を調査できる記者はたくさんいるが、調査していない。私に理由を聞かないで欲しい。そうした記者たちがジャーナリストと自称できないことは確かである----少なくとも真顔では。

 

 
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更新日:2010-03-06 21:53:15 kmasuoka 0  del.icio.usに追加   はてなブックマークに追加   twitterに投稿   facebookでshare
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