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サイバー空間での女性に対する暴力と戦うために要請された包括的なパキスタンのICT政策過程について / BytesForAll

ラホール,パキスタン,2月1日(Bytes For All)

サイバー法および女性に影響を及ぼす法律に関する評価と分析の支援を行う技術委員会がLahore High Court Bar Association(ラホール高裁弁護士会)に結成された。

目的は,情報通信技術(ICT)とサイバー空間における女性に対する暴力の認識を促すこと,および行政政策が女性に及ぼす影響への認識を促すことにあり,2010年1月30日には「ICTと女性に対する暴力---政策的含意」と題したセミナーがBytes for All(B4A)とPakistan Software Houses Association for IT & ITES(P@SHA)の共催によりラホールで行われた。このセミナーの参加者は,異なる司法機関に所属している法律関係者85人,複数の人権擁護活動家やメディア関係者,研究者,本テーマに関心を持つ市民などであった。

ラホール高裁弁護士会会長で裁判官(元)のNasira Iqbalと,前裁判長のMian Allah Nawazが主賓であった。ラホールでこのイベントをまとめる組織的な任務にあたったのは,Adovocate High Court(高裁弁護士)で,このプロジェクトチームの一員であるNighat Dadであった。

このイベントは「少女や大人の女性に対する暴力と戦うため,女性の戦略的なICT利用を強化する」と題した世界規模のプロジェクトの後援で行われた。このプロジェクトは,進歩的コミュニケーション協会の女性のネットワークサポートプログラム(APC-WNSP)が実施しており,パキスタンではBytes for AllとP@SHAが遂行している。このプロジェクトの第一義的な目的は,色々な分野の専門家によるグローバルなコミュニティの形成を支援し,社会問題となっている女性に対する暴力に対抗するために彼女たちがICTツールを積極的に利用するようになることにある。

セッションは,B4AパキスタンのShahzad Ahmadによる歓迎の挨拶とMDG3プロジェクトの概要紹介で始まった。Shahzadは非常に簡潔明瞭にプロジェクトについて説明をした。Shahzadは,APC-WNSPは,MDG3ファンドの交付金によって賄われていること,パキスタンを含む12カ国により平等な投資が行われていることなどについて話した。このプロジェクトには,女性の権利やICTに関連した政策課題の研究や分析を先導すること,女性の権利やジェンダー平等に影響を与えるようなICTの政策の場に女性が従事することの促進,ICTが可能にする調停の設計と実装,年に1回のTake Back the Techキャンペーンの手配,女性によるICT開発プロジェクトへの小規模な助成金の交付などが含まれるとの説明がなされた。

P@SHA社長のJehan Araの発表は,コンピュータ犯罪防止条例(PECO)における様々な問題と,この条例が採用された場合に考えられる女性への悪影響について幅広い話題を扱っていた。特にJehanは,この条例の定義や政府に与えられた過度の力,個人や組織に対する保護の欠如,保護と司法の監督の連鎖の欠如に関する問題を指摘した。加えて,この法律が現在の形である限り,効果的とはなりようがないことも指摘した。PECOのうち数箇所が,実際に憲法の13条と19条と24条に抵触していることを出席者に訴えた。Jehanは,法律家の世界---特に女性法律家に対して,このキャンペーンに参加すること,市民団体や女性の権利団体やビジネスの世界と手を結んで,起草された法案のすべてが,国家だけでなく全市民,中でもとりわけ女性たちを保護するものになるよう働きかけることを要求した。

カラチ出身の若手ブロガーのFariha Akhtarは,テクノロジーが,女性や女性の権利団体の活動を可能にする極めて重要な手段であったこと,それと同時に,すでに社会に存在する暴力に加えて,犯罪者たちが女性や少女たちへの嫌がらせを助長する手段を提供することになったことを概観した。Farihaは,女性に対する暴力とICTへの認識を高めてもらうためのTake Back the Tech(TBTT:技術を取り戻せ)というキャンペーンについても話した。パキスタンは今年このグローバルキャンペーンの活動担当国であり,Farihaは,TBTTの活動を広めるために,キャンペーンのプロジェクトチームがどのようにメディアやブロガーやtweeple(ツイッターをやっている人たち)や女性団体の助力を仰いだかについても語った。女性や少女たちが安心してオンライン上で活動する方法についての情報を広めるために,葉書の作成,ブログへの書き込み,雑誌への投稿,記者会見,電子メディアでのインタビュー,FacebookやYoutubeやTwitterの利用による広報活動などを行った。

その後の質疑応答は非常に活発であった。多くの若手法律家たち---そのほとんどは女性だった---は多くの質問と提案をしたし,非常に熱心にプロジェクトチームに協力してプロジェクトの政策とキャパシティ構築プログラムの推進を行いたがっているようだった。法律家と学界の代表者の中には,いくつかの先端的教育機関でTBTTの意識拡大セッションを組織するために全面的な支援を申し出た。

前裁判長(元)のMian Allah Nawazは,テクノロジーは大いに有用であり,エンパワメントにも重要であるが,同時に非常に危険なものであると述べた。テクノロジーは状況を改善することもできれば撹乱することもできると彼は言った。また,法律家は「サイバー・テクノロジーの逸脱行動」を警戒しなくてはならないと述べ,サイバー法もそうでない法律も対立する異見を含む様々な議論を包括的に行って制定されるべきであると述べた。

元裁判官のNasira Iqbalは,女性に影響を及ぼすサイバー法や法律の分析の評価と提案を促進するような技術委員会をラホール弁護士協議会に創設することを提案した。さらにNasiraは,P@SHAとB4Aに,ラホールの司法学校でトレーニングセッションを組織することを依頼した。

このイベントは,フォローアップ活動と感謝の決議を採択して幕を閉じた。フォローアップ活動には,司法学校との協力セッションの可能性や,サイバー法を調査する技術委員会の設置,TBTTの小規模助成を受けて有用な成果物を開発するプロジェクトに法律家コミュニティが参加する可能性などが含まれる。

このイベントは,国にとって有効でしかも市民の権利を侵害しないような政策を政府が提案することを支援するため,法律家のコミュニティとITコミュニティと市民社会が提携していくことを決議した。

このイベントに関する詳細情報については,下記に連絡のこと:

 Nighat Daad(高裁弁護士)
(携帯)+92 321 4815252 nighatdad[at]live[dot]com

 Shahzad Ahmad
(携帯)+92 333 5236060 shahzad[at]bytesforall[dot]net

 Jehan Ara
(携帯)+92-300-8220180 president[at]pasha[dot]org[dot]pk

このイベントの写真やビデオに関する連絡先は:

 Nighat Daad(高裁弁護士)
(携帯)+92 321 4815252 nighatdad[at]live[dot]com

プロジェクトパートナーについて

Bytes for All (B4A)は,ICT専門家とICT従事者からなる南アジア広域ネットワークである。B4Aは南アジア地域の持続可能な発展のために,ICTの利用を積極的に手がけている。B4Aは,特にICT政策の支援と研究に焦点を当てているが,社会における差し迫った課題を解決するようなICTの実装にも注目している。

Pakistan Software Houses Association for IT & ITES (P@SHA) は,パキスタンのIT産業を促進させ,保護し,開発するための基盤である。P@SHAは,貿易団体を基礎にしたメンバーシップであり,パキスタンのIT部門を代表する団体である。“Policy Advocacy”が,P@SHAの持つ権限の重要な構成要素である。

The Association for Progressive Communications (APC)は,ICT戦略的利用によって平和や人権や開発や環境保護のために働く人々を勇気づけ,支援するための市民社会組織(CSOs)の国際的なネットワークである。女性の権利とジェンダー平等に関するAPCの事業は,Women's Networking Support Programme(WNSP)によって進められている。WNSPは,1993年以来,社会変革とエンパワーメントのための女性のネットワーク作りを支援してきた。APC WNSPは,市民社会がICTICTに関連する政策と実践の関係に関わりを持つよう働きかける国際的なファシリテーターである。その貢献は世界レベル,地域レベル,国家レベルと多岐にわたるが,とりわけ発展途上国において,意識の向上や女性に対する専門教育,ツールと情報資源の開発,ジェンダー評価のキャパシティ構築,ICTが女性の立場を変えその力を向上させるように政策に対して働きかけることといった貢献を行ってきた。

 
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更新日:2010-03-27 17:17:00 benio 0  del.icio.usに追加   はてなブックマークに追加   twitterに投稿   facebookでshare
[ 原文 ] http://www.apc.org/en/node/9880/ Creative Commons License この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
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