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退役軍人のグループは兵士達に配置命令を拒否するよう呼びかける / ダール・ジャマイル

2009年12月14日

2009年12月1日、アフガニスタン占領のために3万人の兵士を増派するとバラク・オバマ米国大統領が発表したのを受けて、米軍を退役した軍人と現役の軍人から構成される組織「マーチ・フォワード!」は、兵士全員に向けて派遣命令を拒否するよう呼びかけた。

12月3日に同グループが発表したプレスリリースは、「マーチ・フォワード!は全軍人に対し、アフガニスタンとイラクへの派遣命令を拒否するよう呼びかける」と述べている。「無条件でそれに対する支持と連帯を提供する。これらの犯罪戦争で、これ以上兵士の命も民間人の命も失われないよう我々は闘う」。

このグループは、2001年から2005年まで兵務につき、イラク占領に参加した敬虔を持つマイケル・プリスナー元伍長が、もう一人のイラク戦争経験者ジェームズ・チルチェッロとともに立ち上げたものである。

Truthout[訳注:元記事はここに掲載された]はプリスナーに、兵士はどんな命令であれ常に従うべきだと信じている人々に対してはどう対応するか尋ねた。

「私が直接知るところでは、今日、軍に入る人々のほとんどは、金や仕事のため、家族を助けるためなど、必要に迫られてであって、イデオロギーや愛国的理由から軍に入るわけではありません。経済状況から軍に追いやられるのです。今まさにそうした状況を目にしています。経済状況のために、多くの人々が軍に入るのです」。

プリスナーはさらに、「確かに、命令に従うよう求める契約書に署名します。けれどもその命令は不正で不法なものです。それらの命令が不道徳だという事実、兵士達が企業の用心棒として使われていること、開発途上国を植民地化していること、それは不法であることを人々に教えたいのです。この誓約を真面目にとって合衆国を防衛するために軍にいるのだと思っている人々には、今日、米軍で私たちが担っている役割はそんなものではないと言います」と言う。

プリスナーは自分自身のイラクでの経験について書いている。「・・・・・・現地には、苦しんでいるイラク人市民と私を隔てるコンピュータ・スクリーンはありませんでした。私は12カ月イラクで過ごし、捕虜の尋問、地上偵察任務、家宅捜索など、あらゆることをしました。そうした直接体験から、私は根本的に変わったのです。抑圧された人々の解放を助け、生活を改善するためにイラクに行くのだと信じていましたが、すぐに、イラクでの任務の目的は弾圧者のそれであり、人々の生活をまったく無視して米国企業のために露払いをすることだと気づいたのです」。

2005年に軍を離れてから、プリスナーは「自分もその一端を担っていた占領が人道に対する罪だと気づきました。イラクを不法に征服したのは利益のためで、それは少数の大金持ちに奉仕するシステムが実行したものであり、これら大金持ちは、米国と海外の労働者階級を犠牲にして自分たちの富を求めているのです」。

プリスナーによると、米国によるイラク占領の一部となった経験から学んだことは、「軍に入ったときと変わらず自由と正義と平等のために闘う意志を持っていることで、それはつまり、米国政府のためにではなく米国政府に対して闘うことだと理解し」たことだという。

プリスナーとマーチ・フォワード!を反米の「非国民」と非難する人々に対して、プリスナーは次のように答える。

「ワシントンDCにいて私を戦争に送り込んだ人々よりも、イラクやアフガニスタンの姉妹兄弟たちとより多くのことを共有していると言いまましょう。それが非国民だというなら、その通り、私は非国民です。けれども、軍が今日私たちにさせようとしていることを実際にさせるべく人々を説得するために頼れるのはまさに、愛国心と人種差別主義だけなのです」。

「マーチ・フォワード!」は2008年に創設された。その目的は「過去および現在、米軍で軍務に就いた人たちすべて、そして私たちの権利と正しいことのために立ち上がることを望む人々すべてを団結させること」にある。

「新しい組織で大きくなっています」とプリスナーは言う。「着実にメンバーは増えてきました。今、成長の加速が期待できます」。

12月3日に発表された「マーチ・フォワード!」の声明には次のようにもある。「12月1日、我々はオバマ大統領から明瞭なメッセージを受け取った。これからさらに何年にもわたって、私たちは、敵ではない人々を攻撃すべく、『勝利』することなどできない戦争に送り込まれ、殺し、命を落とし、手足を失い、負傷することになるというのだ。これまでの8年以上にわたり、私たちは、棺桶に入って、あるいは車椅子に乗って、皮膚に火傷を負い、昼となく夜となく苛まれる戦争のトラウマを負って帰国した。帰国した私たちを待っている復員軍人省のサービスはまったく不十分で、自殺する戦地勤務兵士の方が戦闘で殺される兵士よりも多いほどだ」。

ジェームズ・チルチェッロは2001年に入隊した元陸軍軍曹で米軍によるイラク占領に参加した。彼は、イラクでの経験を次のように話している。

「イラク占領を通して、アメリカ合衆国政府がイラクに対してしたことの真実がいっそうはっきりしてきた。子どもたちがサッカーをする住宅街の路上をむき出しの下水が流れ、誰かに誹謗されただけで家族が自宅から追い出される。自分の所有物であることを示す証明書を提示できなければ、軍はその場で車を奪い去る。こうした出来事をはじめとする多くの出来事により、私は、『対テロ戦争』と呼ばれているものに対しての反対の意をますます強くした」。

2007年4月にチルチェッロは米国の中東政策に抗議して、イタリアのビチェンツァにある基地を離れ、無許可離隊(AWOL)となった。2007年11月、彼はフォート・ノックスで軍に出頭し、三日後、除隊となった。

チルチェッロは米国の対外政策に反対する活動を精力的に続け、「反戦イラク帰還兵の会」や「抵抗する勇気」というグループで活動し、それから「マーチ・フォワード!」に参加した。

チルチェッロがAWOLを実行したのは、アフガニスタン派遣を拒否するための彼なりのやり方だった。

「イラクに派遣されたあと、心の中で、もう一度派遣されることを受け入れるべきかどうか悩んでいました」と彼はTruthoutに語った。「派遣を控えた元の部隊に戻ることになり、そのとき、自分で決めることにし、私にもアメリカ人にも何もしていないアフガニスタンの人々を殺しに行くのはやめようと決めたのです。決定的な瞬間でした」。

ペンタゴンの統計によると、2001年10月以来、軍の全部門を合わせて5万人以上の兵士が無許可離隊したという。

ジョン・ラフターは米国在郷軍人会のコミュニケーション・ディレクタである。米国在郷軍人会はそのウェブサイトで自らを「愛国的な戦争経験を持つ退役軍人の組織で、互助を目的とする」としている。

ラフターは兵士の権利について明確な意見を持っている。「米軍は全志願制だ」と彼はTruthoutに話す。「徴募兵じゃないんだ。総司令官の命令に従うと宣誓してるんだ」。

ラフターによると、米国在郷軍人会は、AWOLの兵士たちやイラクとアフガニスタンへの派遣を拒否した兵士たちを決して支援しないという。「道理にかなう範囲で、軍は服従を強いることができるべきだ。軍が使命を果たすためには、服従と秩序が必須なんだ。兵士の側でどの命令には従ってどれには従わないかを選ぶことなどできない。合法的な命令ならば、従うのが義務だ」。

しかしながら、兵役につく兵士たちが派遣前に求められる宣誓には次のようにある。

「私、_____は、ここに心から誓い(あるいは宣言し)ます。国内外のあらゆる敵から合衆国憲法を防衛することを、合衆国憲法への信頼と忠誠を貫くことを、規律と統一軍事裁判法の規程に従って合衆国大統領の命令および私の上官に指名された士官の命令に従うことを。神よ我が身を助けんことを」。

全米法律家ギルドのマージョリー・コーン会長は、キャスリーン・ジルバードとともに、「除隊規程:軍の異議申し立て者をめぐる政治と名誉」を執筆した。その本の中で、彼女らは、「交戦規程は、戦闘の形態、兵力規模、合法的な敵の標的を制限し、戦争における合法的な行為と不法な行為とを定めている。具体的に定着した国際法(および米国法)もそれらを定めており、そこに曖昧性はない」と書いている。

コーンとジルバードは、第二次世界大戦以来、米国の戦争はすべて不法なものだったと言う。国連憲章第51条は、「国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない」とし、それのみを許している。

さらに、合衆国憲法の第1章第8条第11項(戦争権限の項)は、戦争を宣言する権限は大統領ではなく議会の両院のみにあるとしている。それにもかかわらず、合衆国の歴史上、このプロセスが遵守されたのはわずか5回だけであり、最後にこの項が使われたのは、1941年12月8日、日本がパールハーバーを攻撃したときのことだった。

それにもかかわらず、ラフターのような人物は、占領に反対する兵士はそもそも入隊すべきでなかったと考えている。「イラク戦争やアフガニスタン戦争に倫理的な観点から反対しているとすると、そうした奴等ほとんどは、戦争が始まってから入隊したか再入隊したに違いない。つまりそうした奴等が入隊の誓約をしたときに、これらの戦争はすでに起きていたんだ。それは考えてしかるべきだったろう」。

兵士たちに派遣命令を拒否させるよう促す自分たちのやり方を「非国民で反米」とけなす人々に対して、チルチェッロは次のように言う。

「それは私たちを悪魔化する戦略で、受け入れられません」と彼は言う。「これらの戦争で儲けている企業は、アメリカもアメリカ人もどうでもよいのです。傭兵を海外に送り込んで罪のない人々を殺すことや、爆弾を落として罪のない人々を殺すことが、アメリカ的で愛国的だというのでしょうか? 非国民とか反米というレッテルを使う人たちはデマゴーグです。アメリカが奴隷を制度的に維持していたこと、奴隷制こそアメリカ的だったこと、そしてマーチン・ルーサー・キング博士のような人々が人種差別に反対して立ち上がったとき反米だと言われたことを忘れるわけにはいきません・・・・・・同じことが、今も起きているのです。戦争に抗議したり、自分の権利に基づいて軍を脱走するよう兵士に呼びかけると、反米/非国民と呼ばれるのです」。

プリスナーとチルチェッロの組織は次のように宣言している。「マーチ・フォワード!は、すべての軍人に対し、不法かつ不道徳な命令を拒否する権利を支持する。アフガニスタンとイラクへの派遣命令は、まさに、不法かつ不道徳だ。これらの戦争を戦う理由は何もないし、我々はそれへの加担を拒否する全面的な権利を有する」。

 

 

 

 

 
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更新日:2010-01-07 21:39:10 kmasuoka 0  del.icio.usに追加   はてなブックマークに追加   twitterに投稿   facebookでshare
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