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海外オープンソースウェア開発でよく見かける、5大送金プラットフォームをご紹介! | from FOSS POST / M.Hanny Sabbagh

 

 

 

 2017年9月30日 投稿

 

  無料で手に入れられる高品質なソフトウェアは数あれど、そのどれもが”タダ”で開発されているはずがない。開発、プログラミングには誰かの膨大な時間が費やされている。ソフトウェアを作りっぱなしにしないで、わざわざメンテナンスまで丁寧にしてくれている人間が、当たりのように前にいる。要はこれを支援してほしいという話だ。
 

  さて、前置きはここまでとして、
 この記事では、さまざまなオープンソース開発者たちがよく利用している、ネット集金プラットフォームを5つ紹介する。中には、企業の活動に影響を与えたプラットフォームもある。支払い方や、払いたい相手などをよく選んで、これというものを見つけてほしい。

 

  Gratipay

 

  Gratipayは、週間ごとの寄付に力を入れた集金プラットフォームだ。使い方はシンプルで、応援したいプロジェクトを選んで、毎週どのくらいの金額の米ドルを送付するかを選択する。支払い方法は、Visa、マスターカード、Discover、JCB、アメリカン・エキスプレスのいずれかだ。

  実は、このプロジェクト自体もオープンソースで、ソースコードがGitHubで公開されている。
 資金は自らのアプリケーションで募っている。Gratipayのアプリケーションを開けば、Gratipayも支援先の候補に入っている。

  つい先日、支援先の候補にnpmが追加されたという。どうしても開発が存続してほしいnpmパッケージがあるのなら、ここで検索してみるというのも手だろう。公式ウェブサイトから、プロジェクトを検索してみるとよい。


 

  Liberapay

 

  Liberapay は、Gratipayをフォークしたプロジェクトだ。
 さっきの説明を見る限り、Gratipayだって悪くなかったはずだ。どうしてそれがわざわざフォークに乗り出したのか。
 実は、利用者の国の法律で、どうしても譲れないところができたから、フォークに踏み切ったという背景がある。
 このプラットフォームはイギリスの法律に準拠して制作された。それにより、LiberapayはGratipayよりも利用料が少なく、寄付額が差し引かれずに済むのだ。
 このプラットフォームは、EUの法規も満たしているので、かなりたくさんの国で扱うことが可能だ。フランスで管理されている。

 これは日本企業がよく陥りそうな間違いだが、法律の違いを理由に、プラットフォームを0から作り直す必要なんぞは、実はないんだ。
 セキュリティに大した問題がなさそうなシステムなら、それをベースにする。運営ルールは、その国の法律に抵触しないように適宜差し替える。これはオープンソースの良さが存分に発揮された事例と言えるだろう。
 日本の企業のなかに、本気で仮想通貨以外の投げ銭を開発したい企業があるのなら、まず参考にすべし。
 

  寄付は、週間、月間、年間の3つから選択でき、クレジットカード(CB、MasterCard、Visa のいずれか)を利用する。
 受け取り手側は、送金してきた人物の個人情報を知ることはできない。プライバシーの観点からいくと、こちらの方が一枚上手だ。
 ここまでは送り手のメリット。

 受け取り手にもメリットがある。窓口が複数個設けられることだ。
 たとえば、同じユーザーでも、自身が運営しているウェブサイト、開発チームや組織などには、それぞれ別の宛先を設けることができる。たった独りでプロジェクトを運営している方にも優しいプランだ。


 ただ、他プラットフォームに比べて欠点がないわけではない。
 たとえば、ユーザーが設定した送金は2年で満了してしまう。そのため、このプラットフォームは他に比べて、お金の流れが少ない。現在トータルで約19,000ユーロほどが流通しているという。

  Liberapayも運営費を自身のアプリで募集している。


 

  BountySource

 

 先ほどのサービスと異なり、 BountySourceは、”問題を解決した人”に送金することがモットーだ。
 このプラットフォームは、オープンソース・ソフトウェアで、チームで求められている機能を開発したり、発生したバグを解消した人に対して、”bounty=賞金”を与えることができる。

 たとえば、企業XがYという機能を、とあるオープンソースプログラムに実装したいとする。企業Xは自分たちが希望する条件で、Yを実装してくれた人に500ドルを与えても良いと思っている。
 似たような状況が、オープンソースウェアを開発していたら、バグの修正、問題の解決などで起こる可能性は高い。

 つまり、オープンソース・プロジェクトに、簡単な「出来高制」を導入したいときには、このプラットフォームがおすすめだ。
 ちなみに問題をクリアして得られた賞金は、受け手側が拒否することもできる。その場合、金銭は相手に返却されるので、その点で中間サービスにぼられる心配はない。

  このプラットフォームは、メンバーの功績に応じて、組織内でそれなりに正しく金銭を分配できることから、大規模企業でも採用が相次いでいる。Facebook、IBM、Ripple、elementary、OwnCloudなど、成長企業による導入が著しく、現在最も活況を呈している送金サービスといえる。

 誰でも「これを何とかしてくれたかたに、何ドル」と、手軽にイシューや機能リクエストを出すことができる。
 まさしく、オープンソース開発版”ヤフー知恵袋”を提供してくれるのが、BountySourceだ。
 

  プロジェクトに継続的に寄付する制度はきちんとある。その名も“Salt”だ。これは毎月特定のチームやプロジェクトに対して、月給のように寄付金を送付できる。

 BountySourceもオープンソースなので、コードがGitHubに公開されている。

  送金額の10%が、利用料としてBountySourceに引き抜かれる。支払いには、PayPal、Bitcoin、checkが利用可能だ。


 

  Open Source Collective

 

  Open Source Collectiveは、上位3者とも全く違うスタンスで営業している。
 まず、お金を募る側が、開発にどの位の額が必要なのかを明示しなくてはならない。
 つまり、開発の財務担当者は、そのプロジェクトでどのような業務をするかをなるべく詳細に記述したうえで、それぞれにどれくらいの額が必要なのかを支援者に提示することが望ましい。
 支援者は、それらの文面をよく見て、そのプロジェクトにお金を払う値があるかどうかを判断する。

  プロジェクトが、集めたお金をどのようにして使っていくかが明確で、お金を払う上での不信感を与えないで済むのが最大のポイントだ。
 その窓口での収集を目指している額面は、1年単位で表示され、今年の目標金額と、現在集まっている金額との差額が表示されるようになっている。
 プロジェクトに出資する人物は、お金の使い道を質問することが可能で、イベントや会合の集金にも便利である。

  ユーザーはプロジェクトを継続的に支援するかどうかも選択できる。月額、年額が自動で引き落とされるように設定可能だ。

  このプラットフォームを利用した場合、10%の手数料がプロジェクト開発側に請求される。支払いはPayPal とクレジットカードに対応している。

  このプラットフォームを利用することで、プロジェクトの公正さ、正当性をアピールできる可能性は高い。それにより、何十ものプロジェクトが、年額1千万ドル単位の資金を獲得していることにつながっていると言えるだろう。

 ソースコードは、GitHubで公開されている。


 

  Patreon

 

  月額払いが基本の定期送金プラットフォームとして、海外では言わずと知れているのがPatreonだ。様々な分野のクリエーターたちが参加している。資金募集ページで自身の活動指針、活動報告などができることろが特徴的である。
 2013年の創設以来、1億5千万ドル以上がこのプラットフォームで流通しているという。

  クリエーター仕様のプラットフォームのため、「どのようなものを創作するか」ゴールを設けた上で、報酬金額を設定し、誰でもアクセス可能な状態で公開するか、自身のページで会員限定に公開するかなどを選択できる。プロジェクトの成長ぶりが一目で確認できるところが、このシステムの長所だ。
 創作活動の資金を集めたいのなら、このプラットフォームで大体事足りてしまうだろう。

  ”創作活動”と扱っている部門が手広いことから、OSSの資金集めに利用することもできる。げんに、Ubuntu MATE、PulseAudio、Inkscape & GIMPなど、Linuxを使っているのなら誰だって聞き覚えのあるプロジェクトもここで資金を集めているのだ。
 ただ、Patreon自体がクローズドソースであることを残念がる人はそれなりにいるかもしれない。しかし、オープンソースの活動資金集めに、クローズドソースソフトを使っても構わないことは、これでよく分かるだろう。
 プラットフォーム自体が有名なのと、トラッキング機能やフォロー通知ができるところなど、有能な情報媒体としても使っていける点が、資金集めには有利とみられているようだ。
 資金集めもできるブログや、公式サイトが欲しい!という方にはぴったりかもしれない。


 

  統括

  あなたの行動がどれだけちっぽけでも、それで産まれてしまうものがある。たった100円くらいでも、何千人もの人が月に1ぺんくらい何か有意義なことに使ったら、誰も金持ちにならなくたって、平和になり切らなくなって、なんだかとても生きやすい世の中ができるだろう。

  そのうち、自分の給料の何パーセントか(つまり、2.5% とか多くて 5%くらいかな。)を特定のプロジェクトにつぎ込んでも構わないと思えるくらい、見込みのあるものも見つかるかもしれない。そうなった日のために。
 単なるうまい話ではなく、詐欺でもなく。オープンソース開発者に安全に送金できるプラットフォームは、現在、上記の5つが代表格といわれている。

  その中でも、オープンソースのプラットフォームなら、どこの国でも簡単に改造できる。その国の状態に応じて中身は変更したってかまわない。それをきっかけに、世界中のソフトウェアが思わぬ伸びしろを見せることがある。

 そんな感じで、ほんのちょっとの貢献をしてみないか。

 

 (原文の筆者について)

 M.Hanny Sabbagh
 Pythonプログラマであり、オープンソースソフトウェア愛好者。フリーソフトウェアでの活動が多く、FOSS Post と FOSS Projectの創設者でもある。コンピュータ・サイエンスが専門である。

 

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更新日:2018-03-22 13:41:16 Hnoss 0  del.icio.usに追加   はてなブックマークに追加   twitterに投稿   facebookでshare
[ 原文 ] https://fosspost.org/articles/fund-open-source-software-with-these-5-platforms Creative Commons License この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
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