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Armbian音楽サーバーで3つのMPDクライアントを比べてみた | from Opensouce.com / Chris Hermansen

  ターミナルウィンドウで操作できる、音楽再生クライアントを探している人必見。3つの再生クライアントを比べてみました。

  2017年7月11日 | Chris Hermansen

  イメージ画像: opensource.com

  先月、私はCuBox-i4ProコンピューターにMusic Player Daemon (MPD)サーバーを作ったという記事を書いたわけですが、
 今回はサーバーをより使いやすくするためにMPDクライアントをいくつか試したので、その様子をご報告いたします。

 さて、まず最初にあれからちょっと経った音楽サーバーの様子です。
 って、ああっ!ホコリたかってるし!!!

  [写真1] 現在のサーバーのようす

  …はい。写真右手に見えます黒い小箱ですが、これがCuBoxサーバー本体でございます。
 その左どなりに銀色の箱が見えますね。これがデジタル-アナログ変換回路(DAC)です。
 さらにその下にありますハードドライブは、70年代後半のビンテージ・パワーアンプです。ちなみに、左上部に写っています、強そうなギゾギゾが付いた箱があるでしょ。これ、そのアンプの冷却装置です。

 写真には写っていませんが、これらの機械たちが、私の家のキッチンに置いてあるスピーカーにつながっています。
 

  サーバーを開始してからしばらくして、Armbianディストリビューションのカーネルがバージョンアップしたというので、アップデートをかけてみたんです。
 そしたら、どういうわけだか肝心の音楽が再生できないというトラブルに見舞われました。そんな!
 でも、原因に心当たりが全くなしというわけでもありません。おそらく、アップデートで追加された新機能に何か不具合の原因があったに違いありません。
 探してみましたら、ありました。
 「Advanced Linux Sound Architecture (ALSA)がHDMLインターフェイスに対応した」というところです。
 おそらく、ALSAの状態が変わってしまったことで、以前作成したコンフィグファイルが機能しなくなったのでしょう。
 どうりで、サーバー側は「再生している」となっていても、DACには何も出力されないわけです。
 

  サーバーが現在どのような経路で音を出していることになっているのかを調べることにしました。「aplay -L」というコマンドを打ち込むと、その下には「hw:CARD=Schiit, DEV=0」と表示されます。ここに新たな設定を加えなくてはなりません。
 私は「/etc/mpd.」コンフィグファイルに、次のような設定を行いました。

  [写真2] /etc/mpd.を設定

  それから、MPDにIPアドレスの情報が入力されていないことも発見しましたので、そこにも訂正を入れました。

  [写真3] IPアドレスを入れた(赤文字)

  さて、これでなんとか今まで通り音楽が再生できるようになりました。

 ここで、はたと気づいたんです。そういえばまだMPDをコントロールするクライアントを入れていない。

 

  どんなMPDクライアントを入れよう

  このサーバーには今の今まで、グラフィカル・ユーザー・インターフェイス(GUI)のたぐいが1つもなかったんです。ディレクトリからほとんど直接再生するだけだったから、GUIを使う操作が一切なかったんですね。
 とはいえ、前回の記事でも、MPDで音楽を再生させる時に、実は1つだけ「mpc」というクライアントを使っているんです。
 mpcといえども、ソフトウェアの発達は日進月歩でして、いつの間にか、音楽を検索する機能や、タグで分類する機能などが追加されていて驚きました。

 しかし今回は、思い切って他のクライアントソフトに挑戦してみようという話です。

 ターミナルウィンドウから操作ができるMPDクライアントはないものかと、探してみたら、なんといくつかありました。
 

  ここでは、そんな縁で私が見つけた、主に3つのクライアントソフト(ncmpcpp, Sonata, GMPC)のとその他を紹介します。

 

  ncmpcpp

  読み方がわかりませんね。ほんとうは「NCurses Music Player Client Plus Plus」の略なんだそうです。
 しかし、機能はmpcより充実しています。ncursesプログラミング・ライブラリを使って、フルスクリーンな、ターミナル系音楽ブラウザを実現しています。
 ユーザーインターフェイスは、なんとなくviテキストエディター寄りの見た目で、コマンドで動きます。
 

  [写真4] ncmpcppで「カレント・プレイリストを見る」というモードを表示している。

 

   Arch Linux Wikiにとても分かりやすいncmpcppの説明が載っていました。
 とても多機能なクライアントだと感じました。ブラウジング能力が思ったよりも高く、タグ編集もとても使いやすいかったです。
 ただ、1つ不満を申し上げるなら、どうしてF1キーをヘルプキーにしてくれなかったかな、というところです。
 他のターミナルアプリケーションだと、割と対応してくれているところが多いんですけど。
 たったこれだけのポイントですが、万が一にもトラブルが起きた時の対処が分かりづらいということで、私としては、これを使い続ける気がさほどおこりません。

 

   Sonata

  もう何年もまえから、GUIでMPDを操作するソフトはたびたびいじっているんですけれど、やはり今回も上位にやって来たのはこのソフトです。
 やはり、MPDの機能をそのままGUI化できていると思うのはこのソフトなんですね。細かいところまで配慮のある設計で、MPD特有の使いづらさもカバーできています。気が利いたソフトウェアです。

  [写真5] Sonataでアルバムを再生する

 

  アルバムのカバーが表示されているのがわかりますか。それぞれのトラックやアルバムの紹介がその横に書かれています。(曲名、アーティスト、アルバム名、発売年など)アルバムの中身がおおよそどんなものかも表示されています。

  一応、歌詞表示機能もあるんですが、正確さに欠けますね。でも、曲名と作者がわかりさえすれば、あとの情報はネットから調べられるんで、これといって問題はないでしょう。

  [写真6] Sonataではアルバムの一覧表示もできる

 

  Sonataにはまだまだ良いところがあります。
 まずはプレイリストを作成できること。音量の調整やクロスフェードもできます。(とはいえ、これらのことはデジタル-アナログ変換回路(DAC)がMPDに対応していれば調整できたりするんですが。)「profiles」を使うと複数のプレーヤーで音楽を再生できたり、カバーアートを確認できるのみならず、変更することもできます。ランダム再生もできるほか、ファイルシステムとしての機能を使えば、アルバム、アーティスト、ジャンルなどの分類ができた音楽ライブラリとしても使用することができます。

  このソフトにこれ以上望むことはあまりありませんね。好きな機能ばっかりですよ。
 曲の分類も適格だし、レベルメーターがあるところも気に入っています。カバーアートが見られるところも分かりやすくて好きです。

  ただ、1個だけ不満を言わせて。
 このやり方にはやや問題があるかもしれないけれど、カバーアートは隠しディレクトリとしてビルドしてもらいたいんです。
 その隠しディレクトリについてなんだけど、まず、作者とアルバム名などのパラメータの間はハイフンでつないでもらう。
 次に、同じアルバムに複数のカバーアートが割り当てられてしまう場合があって、そのせいで時々キャッシュが満杯になる。それに、使う側にとって紛らわしい、という問題点がある。

  以上のことを解決してもらえれば、とても高品質で使いやすいMPDクライアントになるはずです。

 

  GMPC

  しばらく触っていなかった Gnome Music Player Client ( GMPC)ですが、思ったよりもよくなっていました。

  [写真7] GMPCでアルバムを見る

 

  GMPCはたとえば、ファイルフォーマットやバイト数、サンプルレートなど、Sonataよりもほんのちょっとだけ情報が多く表示されます。
 他にも、ミュージックライブラリから同じアーティストの他のアルバムなどを自動的に表示する機能も付いています。
 アルバムカバーのコピーが2つある場合、この機能はどう動いてしまうのか気になるところではあります。(おそらく、説明書を読むべきなんでしょう。)
 

  GMPCとSonataでは情報表示のスタンスが違うなあ、と感じます。GMPCの方がもう少しオプションが多いようです。
 その中でもタグブラウザの定義が可能なところは1つの目玉かもしれません。たとえば、「album artist—album」とタグ付けしてみるとしますよ。

  [写真8] GMPCのカスタム・タグブラウザを使う

 

  写真の中で、「Amadou & Miriam」という項目が選択されているのがわかりますね。その下にその項目にあてはまるアルバムと、右側にはどのような曲があるかが表示されています。
 これらの情報を、音楽ライブラリから探して整理してくれます。
 左側のパネルの中に、「album browser」という項目が追加されましたが、ここでもタグを定義することができます。

  アルバムカバーを表示するオプションがないものかと、ざっと調べてみましたが、GMPCの場合デフォルトで、 Last.fm経由でカバーアートを入手するようになっているようです。この手法が良いか悪いかはまた別の話ですね。

  GMPCの機能についてはもう少し継続して調査をした方がよいのでしょうが、あんまりここでは取り上げないことにします。

 

  終わりに…

  前回に引き続き、私が最近気に入っている音楽について少し。

  Tangerine Dreamが好きだという方は、1992年アメリカで行われたライブで披露された、「Purple Haze」のアウトレイジ・バージョンを聞いてみることをおすすめします。同じアルバムに収録されている他の曲も魅力的です。
 7DigitalというLinuxでも使いやすいサイトがありまして、そこからコピーを購入しました。ただ、こないだ見てみたら、もうそのアルバムを扱っているページが閉鎖されていたんですよ。残念です。

  私が長らく気にっているアルバムに、Canned Heatというグループが出した「 Boogie with Canned Heat 」というアルバムがあります。それの高解像度リマスター版が、7digitalで販売されていたのを見つけたので早速買いましたよ。(CD版の音質はあまり良いものとは言えません。あのころ、まだまだ初期のアナログ-デジタル変換は未熟だったんですね)

  最後に、 The Fabulous Thunderbirdsというグループも私の好みです。すぐ前に「Strong Like That」というアルバムが出たんですが、これがとにかくアツい。その中でも「I Know I'm Losin' You Here」という曲は是非チェックしてみてください。

 

  ここで紹介されていないものについて

  他にもたくさんのMPDクライアントはありました。中にはAndroidに対応しているものもあったので、人によってはそちらの方があっているかもしれません。

 いいね!やコメントなど、いつでもお待ちしています!
 



 コメント

 Mattia Dongili(2017年7月11日)

 Sonataはもうかなり長いこと更新が止まっているようですね。
 同じようなMPDクライアントなら、Cantataがおすすめですよ。

 

   Chris Hermansen(2017年7月12日)

  Mattiaさん、コメントありがとう。

  たしかに、最後のアップデートが2009年9月21日とあらば、活動していないも同じですよねえ。 

  早速、Cantataをのぞいてみました。すごく面白そうです。
  私のシステムのレポジトリにもちゃんと入っていました。
  使ってみますね。次の記事の良い題材になりそうです。
 

  教えてくれて、ありがとう!

 

  FabioLolix (2017年7月12日)

  僕はCantataが好みです。もっぱらそれを使っています。

 

   Chris Hermansen(2017年7月12日)

  FabioLolixさん、コメントありがとう。
  Cantata実際おもしろそうです。今度挑戦してみます。

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更新日:2017-08-09 12:56:36 Hnoss 0  del.icio.usに追加   はてなブックマークに追加   twitterに投稿   facebookでshare
[ 原文 ] https://opensource.com/article/17/7/mpd-clients Creative Commons License この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
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