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パリ発ならず者のギャラリー:我々はシャルリではない / ロバート・ファティマ

2015年1月16-18日

世界の指導者たちが「私はシャルリ」の楽隊車に飛び乗りパリで行進したことがいかに偽善的であるかについてはすでに多くが語られている。実際、ここに参加した指導者たちは全員、多かれ少なかれ、表現の自由と報道の自由に反対してきた。2011年9月11日【米国の世界貿易センターを始め数カ所に航空機が突入した】後に起きた、米国を支持する大規模なデモを思い起こさせるこのラリーは、もうひとつの「自己満足」運動であり、政治家にとっては自らの見識を装い将来の選挙に使える写真を取る絶好のチャンスでもあった。

ここで少し時間を取って、パリに姿を見せたならず者ギャラリーのメンバーの何人かを眺めてみることにしよう。

フランス大統領フランソワ・オランド:メディアや世界の指導者達が言うところによると、文明そのものの存在がかかった戦争の前線に置かれた国の大統領として、もちろん、オランド氏はパリの行進に姿を見せた。ところで、昨夏、イスラエルが身を守る術をもたない老若男女を殺戮していたときにフランスがパレスチナ支持のデモを禁じていたことについてはどうだろう? フランスがシリアで戦わせるためにムスリム急進派の訓練を支援していたというのは? これら急進派は、犠牲者として選びうるのは他のムスリムに限るのであり、イスラムを侮辱することで名を売った善良で尊敬すべき非ムスリムを標的としてはならないことを知っておくべきだった。フランスは彼らに殺人の方法を教えたが、人を殺して良いのはシリア国内に限るとは教えなかったのかもしれない。しかし、これらについてはどうなっただろう? フランスで訓練を受け武器をもらったムスリムがパリの雑誌社を襲撃し、複数の人を殺害し、それから市場に行って同じ事をすると、そのときに限って、我々は皆、シャルリになるらしい。

トルコ首相アフメト・ダウトオール:最近の報告によると、トルコは40人のジャーナリストを投獄しているという栄誉に浴している。世界最悪である。しかし、素敵な写真を取るチャンスが手招きしているときに、事実に何の意味があろう?

ロシア外相ラブロフ:シベリアのジャーナリストでブロガーでもあるドミトリー・シピーロフは2014年にロシアで3カ月間投獄されていた。「仕事の中で政府職員を侮辱した」罪である。表現の自由は、場所によってはそれほど自由というわけでもないようだ。

チュニジア首相メディ・ジョマア:ヤシネ・アヤン氏は「軍を侮辱した」罪で現在投獄されている。アヤン氏は文民であるが、2014年8月と9月にポストしたフェイスブックの記事を理由に、軍事法定で裁判を受け、禁錮3年の判決を受けた。

イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフ:私は著者として最上のケースを最後に取っておいたのかもしれない。ネタニヤフについては「偽善者」という単語は十分ではないが、残念ながらよりよい表現も見当たらない。ネタニヤフ氏の指導下で、イスラエルは、フェイスブックでイスラエルに批判的なポストをアップしたという理由で複数の人を逮捕し投獄している。昨夏、イスラエルがガザに加えた虐殺爆撃の際には、報道車両は「副次的被害」を受けたのではなく明示的な標的とされ、中にいたジャーナリストたちが殺害された。イスラエルは金を払って大学生にイスラエル寄りのブログを始めとする記事を書かせている。イスラエルはまた、ガザに加えたダメージを直接検証するために国連職員がガザを訪問しようとしたとき、それを阻止した。

米国の最高指導者はパリのラブパレードに姿を見せなかった。バラク・オバマ米国大統領は、もしかすると、自らフランスに行って表現の自由への支持を表明することがどれだけ馬鹿げたことか知っていたのかもしれない。もしかすると彼は、最近米ミズーリ州ファーガソンで記者が警官に襲撃された事件を頭に浮かべたのかもしれない。あるいは、米国が自国市民の行動、世界中の市民と指導者の行動を大規模に監視していることを暴露したあとロシアで亡命生活を送っているエドワード・スノーデンのことが頭に浮かんだのかもしれない。あるいは、政府の機密文書の暴露としては過去最大の暴露を行い米国政府にとって非常な悩みとなったチェルシー・マニングが禁錮35年の判決を受けて服役中であることを思ったのかもしれない。あるいは、そこまで具体的に個別のケースを考えたわけではないかもしれない。米国では営利企業が「主流」メディアのほとんどを支配していることを踏まえ、オバマ氏は、自由に話す権利を多くの人が持っているかもしれないが、その権利を実行する機会がないことをよく知っているに違いない。放送電波から流れてくるのはご主人様が求めたことだけである。例えば、オキュパイ・ウォールストリートのデモは、数千人もの人々が何週間にもわたってデモを続けた結果、ようやく主要ニュースメディアで報道されることになったのである。

とはいえ、いずれにせよ人々は最新のハッシュタグ(#jesuisCharlie)を使い、怒りを共有する感覚を持っているときに、こうした事実が何になるのだろう? さらに悪いことに、犯罪を犯したのはムスリムであり、外人風で、外人のように話し、ヒジャブとかクフィーヤを身につけている。「違う」というのは、もちろん悪いことだ。世界の人口の25パーセントがムスリムだからといって、我々は彼ら彼女らについて何一つ学ぶいわれはないし、さらに同じ人類の同胞として受け入れるなどということがあってはたまるまい。メディアが彼らをテロリストだと決めつけ、西洋社会の自由を憎んでいると言うなら、そうに違いない。これまで主としてムスリムの国々をほとんど常に爆撃し続けてやったのに、西洋社会の恩恵をまだ理解できていないのかと不思議に思う人もいるだろう。

2001年9月11日の攻撃のあと、襟章やら車の窓に付けるステッカーやらが大流行だった。人々が苦しむ現実からまったく乖離した者たちは、それらのおかげで自分たちも「役割を果たし」ており、「軍隊を支持している」という気持ちになれた。これらの攻撃を促した動機については何一つ見る必要がなかった。結局のところ、ニューヨーク市長ルディ・ジリアーニが人々に向かって「奴らは我々の自由を憎んでいるのだ」と言ったとき、他に何を言うことがあったろう? 国旗を振り回す正真正銘の愛国者ならば、米国が中東で最も抑圧的な政権を支援し、対立する国の市民を爆撃し、「テロリスト」容疑者を拉致して拷問を加え、広く表に出ない苦しみを引き起こしていることなど奴らが我々を憎む理由にはなり得ないと言うであろう。そうではない、我らがすばらしき自由(カナダやオーストラリア、欧州の多くの地域、南米の多くなどなどと同様)こそが、奴らの憎しみを引き起こす原因なのだ、と。

というわけで、今、我々は皆、シャルリにならなくてはならないことになっている。それが何を意味するかはわからないが、気の利いたフレーズと魅力的なサイン、そしてそれを振り回すことで「何か」しているという誤った信念だけで、多くの人には十分らしい。明日になれば、我々は皆、自分たちの小さな世界に戻り、一方、パリの行進に参加した敬虔ぶった国家元首たちは、投獄されたジャーナリストの監房にパンと水を投げ込み、裕福な企業を通して出来事のどれを人々に知らせどれを知らせないか統制し、自国の市民と報道を抑圧し続けるのである。そして、政府とメディアが活用できそうな出来事が次に起きたらまた連帯ショーごっこを行うために再びどこかに集う。それが恐らくまたムスリムの犠牲の上になされるだろうことはさらなる悲劇である。

ロバート・ファンティナの新刊は『Empire, Racism and Genocide: a History of US Foreign Policy』 (Red Pill Press).

 
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更新日:2015-01-24 18:34:44 kmasuoka 2  del.icio.usに追加   はてなブックマークに追加   twitterに投稿   facebookでshare
[ 原文 ] http://www.counterpunch.org/2015/01/16/a-rogues-gallery-in-paris/ サイトが基本的に翻訳推奨。
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