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2017/07/28

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持続可能性を探る:8つのデジタル化特別コレクションから見る戦略(3) / ナンシー・L・マロン、サラ・ピックル

持続可能性を探る:結論

あらゆる年代の研究者と学生、教員、学習者は、今日ではほんの一世代前なら考えられなかった方法で、博物館や図書館、文書館、歴史協会のもつ豊かなコンテンツを楽しむことができる。最近まで、これらの写真や文書、記録、実物は、相当の労力十分な手段を用いて、それらを探し出し、アクセスを----しばしば文書で----申し込み原物を管理するという幸運をもった組織が偶然所在しているどのような世界の大都市や小さい村にでも旅をするような人々しか利用できなかった。

それらの日々は今ではほとんど想像できない。世界中の収集組織の特異な所蔵品はゆっくりとだが確実にウェブ上の全世界の共有空間に現れてきているのだから。

それでも、この移り変わりはただ一つの整然とした変換ではなく、むしろ、これらの貴重な物理的人工物のデジタル形式とはどのようなものでありうるのかを想像する多くの実験や試み、個々の努力の集成である。コレクションの中には物理的な対応物とかなり綿密に似ているものもあるかもしれないが、それはアナログの原物をデジタルに変換したものにすぎない。TIFFファイルが画像を紙の上に、またはスライドやマイクロフィルムに置換するとき、今ではそれらの画像を検索し、著しく詳細にそれらを素早く見ることができることにより、研究者の経験は大いに促進される。

そして多くのデジタル化特別コレクションは、追加のコンテンツと複数のコレクションや機関を横断して機能する新たなツールを組み込み、ときには観衆が資料に寄与する役割を果たすことさえをも可能にしているため、いっそう複雑なものとなって来ている。コレクションの中には、Quakers and Slaveryとメイン州記憶ネットワークのように説明的な小論とオリジナルの教材を伴うものもあれば、HEARTHのように一機関を越えて広がり、主題に基づくコレクションを構築しているものもある。また他に、Grateful Dead Archive Onlineのように親機関のコレクションをオンラインで共有する方法を探し求める一方で、利用者から関連するコンテンツの提供を求めているところもある。物理的なコレクションの最良のオンライン「バージョン」は、単にそれらをウェブに変換するというものではない;それらを変換し、高めるのである。そのとき、それらは物理的な対応物よりも潜在的にはるかに有用なものになる。

もはや見つけようという決意を十分に持っている人々のためのコンテンツを収集して保存することに満足するのではなく、最も大きな公共図書館から最も小さな歴史協会まで、組織はより多くの人々による相互作用を可能にし、それが促進されるようになってこそ、コレクションの価値は増すのだと気付き始めた。デジタル資源の管理者たちはますます利用に関するデータを取っており、ウェブを介したデジタル化コレクションの共有による公衆への影響を測定するためのその他の評価指標について考えている。だが、さらなるデータがシステム全体のレベルと個々のプロジェクトの両方で役に立つであろう領域がある。

利用と影響を測定することの重要性に対するデジタル資源の管理者たちの間での意識の高まりは、成功だと見なされる利用者との相互作用の段階と種類を定めるためのシステム上の試みと未だ合致してこなかった。いくつかのツールがこれを支援するために開発されてきており、例えばオックスフォード大学インターネット研究所によるデジタル化された学術資源の効果に関するツールキット(TIDSR: Toolkit for the Impact of Digitised Scholarly Resources)は、影響を測定するための多くの手法を定め、説明している*33。しかし、意義のある測定結果とはどのようなものであるのかが重要度によって決定されているとき、それは資源の潜在的な到達範囲についての妥当な感覚に基づいている。コレクションが上手くその観衆に届いたというためには、届かなければならないのは100人なのか、100万人なのか? 学術図書館にとって、または公的に資金を提供された文化的組織の中核的な使命にとって、最も幅広い観衆に到達可能にすることは贅沢な目くらましではないだろうか? これらの資源の管理者たちがデジタル化コレクションの影響と到達範囲に関して潜在的な観衆を正確に定め、評価するのに役立つ議論は、最も早い企画段階で行なうことが最も有益だろう;加えて、機関の根源的な目的と使命から調整された潜在的な観衆範囲の認識に基づくのであれば、これらの対話は最も効果的となるだろう。

先行研究が示してきたように、そして、本研究の事例で確認されたように、デジタル化資源を支えるために必要とされる継続的費用は相当なものである。そしてそれは、コンテンツを創造することや他の人々によるコンテンツの創造を奨励すること、ウェブベースのインターフェースを開発すること、コミュニケーション経路を活発にし続けることとそれらの経費が結び付いているかどうかにかかわらず、そうである。デジタルコレクションを管理する仕事は、継続的でしばしば労働集約的である;しかし、それを金銭面での条件で正確に数量化することは困難であることが多い。独立した予算で運営されているデジタル化コレクションはごくわずかであるため、どんな特定の資源であっても、その支援にどの程度費やされているかを知ることは困難となる。そしてここで提示した事例研究が、大部分は非常に活動的で継続的な支援活動を示して見せている一方で、最近の調査に対するARL所属図書館からの多くの回答が指し示しているのは、最大の努力と費用が充てられるのは、彼らの機関での新しい資源の創造に対してであって、既存のものへの支援ではないと彼らが見ていることである*34。それらの2つの視点の間のは、今日デジタル化特別コレクションを作成している図書館の多くが、将来必要になるであろう時間や資源への投資を行うことが可能でもなければ、その重要性に未だ気づいてもいないということを示唆しているのかもしれない。

将来、組織はどのようにして幅広い利用者集団に価値を伝え、デジタル化コレクションへの取り組みを維持するための支援源を見分けるのだろうか? これらは私たちが調査した事例によって提供された、他の人々への重要な教訓であるように思える:

1. 可能であれば規模を追い求める……。同じ考えの複数の機関から成るチームが主要なコンテンツの集積を支えるために共に働く、あるいは、少数の協力者がコレクションを取り扱う共用のプラットフォームに資産共同出資することを選択する、または、たった一つの機関が多くのデジタル化コレクションを支えるための基盤を構築する、そのいずれであっても、規模の利益が得られる地点を探し求めることは、どんなたった一つのデジタル化コレクションであれ存在する負担を軽減するための重要な一段階であり、利用者への訴求力を高めることにもなるかもしれない。

2. ……その一方で、必要とされるところに焦点を合わせて注力することも行う:具体的に言うと、特定のコレクションの利用者ニーズの理解に焦点を合わせる。共用の技術的プラットフォーム上で多様なコレクションを運営することは、いくつかの問題を解決するが、必ずしも利用を駆り立てるものではない。デジタル化コレクションの現在の観衆と潜在的な観衆についての微妙な違いを理解することは、利用者が価値のあるものを見つけられるような方法で資源が発展するのを確実にするために、必要不可欠である。観衆を理解する努力は、利用者寄与のコンテンツやその他の種類の寄贈を期待しているコレクションにとってとりわけ決定的だが、その一方で、利用者の役に立つことによって部分的にその価値が評価されるデジタル資源もいくつかある。

3. 熱心な指導力はデジタル資源の基幹----そして、ときには命綱----である。将来の方向性を視野に入れたデジタル化コレクションの戦略を導く専門の指導者に加えて、熱烈な推進派----必ずしもコレクション運営チームにいるとは限らない----は不可欠な支援源となりうる。これが強調しているのは、デジタル資源の指導者たちが機関のコミュニティと重要な外部の利害関係者----機関の経営者や主要な寄贈者、その他の献身的な支持者であるかどうかにかかわらず----とのつながりを持ち続ける必要性である。 

4. 多様な資金源はデジタルコレクションにはるかに長期間の安全性を提供する可能性がある。たった一つの財源に頼っているデジタル資源は、その資金調達筋が危うくなったなら、窮地に陥るだろう。この不安定さは次に、その資源を運営しているチームが自由に試みることがなくなったり、最初の範囲を越えてコレクションをさらに展開させることがなくなったりする結果をもたらすかもしれない。図書館のように制度的背景の下で動いているものは、中核的な財源の「喪失」を恐れることはないかもしれないが、その一方で、インターフェースの微調整をしたり新たなコンテンツを追加したりし続けることのできるプログラマのような継続的な開発費用を賄えるような追加資金を見分けようと今でも奮闘している。慈善的な収入の流れや稼いで得られた収益の流れを識別するための建設的な努力は、デジタル化コレクションの指導者たちに、交付金の間隙において貴重な職員をその地位にとどめておくことや継続的な発展を追い求めるための自由度を提供することができる。

5. 必要とされる専門的知識と既成のシステムを確認することは、立ち上げ時の費用の負担や効率性の向上、創造性の余地をつくるのに役立つ。デジタル化コレクションの中にはすでに確立した技術的プラットフォームに依存しているものがあり、そのプラットフォーム上ではただ一人の個人が多様な資源を取り扱うことができる。熟達した外部コンサルタントの恩恵を受けているコレクションもある。どちらの仕組みにしても、デジタル資源を創造することや、すべての資料を適切な場所に置き、効率良く運営してそれを継続することを容易にできるようにすることで、これらのコレクションを運営するチームのためになる。

6. 利害関係者や親機関と協調する。機関の内部に置かれたデジタル化資源にとって、それぞれのコレクションの目的が親機関の使命をどのように推進するかを確認することは、継続的な活動でなければならない。デジタル化特別コレクションが「1回限りの」プロジェクトであるなら、支援に費用がかかることが示されるだけでなく、内部の支援に賛成の論を述べることも難問だとわかるかもしれない。

珍しいあるいは唯一の資料から成るコレクションをデジタル化することから、それをオンラインの観衆と共有され、その役に立つ資源へと変えることへは、まっすぐな道程ではない;その道の途上には、いくつかの分かれ道やあちらこちらで行き止まりがあり、おそらく後戻りもある。持続可能性という目標は、プロジェクトリーダーの向上心と親機関の使命によって様々なものになる。技術が進化するにつれて、利用者ニーズが変化するにつれて、よりコンテンツが表に出てくるにつれて、その挑戦はこれらの変化に対して機敏なままでいなければならず、これらの資源が最もよく適合する方法について進んで考慮するようでなければならない。この調査で検討したすべての事例で、献身的な利用者と利害関係者を惹き付ける能力は、長い時間をかけて存続し、成長するために必要な資源を引き寄せるコレクションの能力にとって決定的だった。加えて、指導者が「デジタル」は特例ではなく、むしろ組織の中核的な価値だと判断した機関は、コレクションが長期間にわたって必要とする財政的資源と人的資源が提供されるため、この仕事への内部からの支援を得ることがより容易だとわかるかもしれない。

同様に、指導者が「一般への影響」を中核的な価値だと見る機関は、ウェブベースの資源を利用しているのは誰か、これらのデジタル化コレクションの中で利用者が評価しているものは何か、より多くの人々がそれらを活用する後押しをするにはどうすればいいのかについて考える時間を職員に与える傾向がある。確かに、大規模な公的機関は世界中の人々自由なアクセスを提供するという国際的視野を持っているかもしれない;教育重視の大学のより小さなコレクションは、キャンパスでの教育目的に役立つという目的の下で正当化されるかもしれない。公平に見て、コレクションのデジタル化事業を行うときに、すべての機関がその主目的を「一般への影響」だと定めるわけではない。独立した団体としての役割を持つ民間の非営利組織は、現地で調査を行う研究者が主な利用者であり、コレクションのデジタル化をフリーでデジタルな未来のための重要な土台として見るのではなく、現今で非常に必要とされる資本源として見るかもしれない。

デジタル化特別コレクションは、かつては世界中の大小の図書館と文書館、博物館、歴史協会、その他の機関に隠されていた宝物を共有する機会を提供する。それらから学ぶことができ、それらで教え、構築し、それ以外にも、私たちの歴史を共に構成している人工物を公開することによる恩恵を受けることができる。あらゆる種類と規模の機関が、デジタルの代用物の作成とボーンデジタル資料の作成と収集、一般の人々がそれらに関与する新たな方法をうまく作ることに参加し始めるにつれて、景色はただ豊かになり、もしかすると手に負えないほどにまでなるだろう。これらのコレクションの持続可能性のための準備をすることは、それらを運営している人々に、スキャニングと目録作成、保存という大変な仕事だけを考えるのではなく、それらをいつの日か利用するかもしれない人々のことを決め、その存続能力だけでなく、将来においても十分にコレクションが貴重で有用なものであり続けるために、何をどのように行う必要があるのかについて決定するという、同じように重要な仕事についても考えることを要求する。

付録

付録A:事例研究の方法論

北米研究図書館協会と協力してIthaka S+Rによって展開されたこの調査の目的は、研究図書館と文化遺産コミュニティで生み出されたデジタル化特別コレクションの成功事例を共有し、そうすることで、仲間の機関が自分たちのコレクションを維持するために取って来たアプローチについて、これらのコミュニティが理解するための役に立つことである。

単一の調査や定量的研究を行うのではなくむしろ質的な事例研究を書き記すことを選ぶことで、研究チームはこれらのデジタル化特別コレクションの指導者たちにとっての動機付け要因と戦略的決定点を深く掘り下げることができた。他のデジタル資源の指導者たちにとって有益となるであろう教訓を共有するよう努めたため、私たちはインタビューをした人々に対して、彼らが資源を生み出し管理している間に経験した課題や成功だけでなく、その途中で実行したり試したりした様々な持続可能性戦略を共有するように勧めた。

この目的を達成するために、Ithaka S+Rの研究チームは、はじめに持続可能な実践を備えたデジタル化プロジェクトを特定するための方法論を開発し、次に現行モデルに落ち着くために取られた特有の段階を理解するためにそれらのうち8つを極めて詳細に検討することに関わる方法論を開発した。このアプローチにより、このような前向きな結果に影響を与えた要因を識別し、優れた実践事例を共有することができるようになることを期待している。

この取り組みを導くために、ARLとIthaka S+Rは図書館と文化遺産部門からの専門家と上級管理職から成る諮問委員会を招集した。委員会はプロジェクトの方法論を検討し、調査するコレクションに関して推薦を行い、プロジェクトにおいて重要な節目にはフィードバックを提供した。その一団は直接や電話会議による集まりで、方法論を検討し、調査する資源の推薦を行い;事例の最終的な選択を承認し;事例研究と最終報告の草案版を読み、批評した。諮問委員会は、研究チームがこれらの話のそれぞれから学ぶことのできる成功や潜在的な危険性、教訓を識別し、明瞭にする手助けをすることで役に立った。

事例研究は様々な方法で行なわれ得る。一つの出来事や過程を一人の人間の説明から捉えようとするものもあれば、平凡な話でありながらもより大きな集団の代表となる話から説明するものもあるかもしれない。研究チームは成功のために決定的だったかもしれない過程や環境、決定点を解明するために、模範的な事例を探し出すことを選んだ。Applications of Case Study Researchの中でRobert K. Yinは「関心のある現象について強力で肯定的な例を映しだす」事例を見つけることと、それらの模範的な行いに寄与した要因を識別するためにこの成果からさかのぼって行くことの利益をはっきりと示している*35。だが、最終的に調査された資源のそれぞれが第一の理由で選択され、共有すべき一般的な教訓をもつ一方で、それぞれの資源はまた、多くの場合、特有の環境を反映する独特の物語をもつ明確に異なるものでもある。事例研究の形式は、これらの成果の達成の際に経た過程をよりよく理解することを可能にし、他の機関がそれらを観察し、模倣し、挑戦し、改良できるようにこれらのモデルに関する詳細を提供することを可能にするものである。

事例の選択過程

選択過程は、事例が調査対象集団内で観察された機関の種類の幅を確実に示せるようにと行われた。そのために、次の選考基準に当てはまる資源を選んだ:

・機関の種類。チームは学術図書館と、公共の図書館と博物館の両方で作られた資源を探した。なぜならこれらの機関は異なる使命と目標によって動かされている可能性があり、後者はその観衆を一般の人々だと見ており、前者はまず第一にキャンパスにサービスを提供するものだと考えたからである。

・機関の規模。チームは大規模な機関と小規模な機関の両方で作成された資源を探した。それは、それぞれの集団で可能な活動の規模に光を当てるようにするためである。学術図書館に関しては、「大規模」と「小規模」との間の線は業務予算100万ドルのところで引かれた。これは、2006年のIMLS報告Status of Technology and Digitization in the Nation’s Museums and Librariesが、予算100万ドル以下のすべての機関を「小規模」と「中規模」に指定していることによるものである。私たちの判断基準を満たす資源を識別することが困難な場合は、その限度は850万ドル(カリフォルニア大学サンタクルーズ校の業務予算)にまで上げられた。博物館と図書館、文書館に関しては、この区分は広すぎるため、理論上はニューヨーク公共図書館から地方の歴史協会まですべてを包含した。事例が幅広い機関の種類を代表することを確実にするために、明らかに「大規模」なもの----フロリダ州政府の図書館・情報サービス部門(年度予算1000万ドル)とスミソニアン図書館(8億1000万ドル)----と、小規模だと見なされるもの----メイン州歴史協会(200万ドル)とアメリカ古書協会(500万ドル)とを選んだ。

                      種類

            | 学術図書館 | 公共図書館や博物館

規模 | 小規模 |    2     |     2

    | 大規模 |    2     |     2

デジタル化特別コレクションに対する最初の資金源----親機関の基本予算から来る内部のお金や外部交付金----もまた、区分するための1つのカテゴリーとして扱われた。資源の目標と行われている活動は、最初の支援源次第で変化すると思われたからである。このカテゴリーは非常に扱いづらいものだと判明し、十分な規模と卓抜さをもつコレクションのうち、内部で資金が供給されているものが非常に少ないという事実から、後に撤回された。

選択基準

それぞれの区分で、研究チームはIthaka S+Rによる以前の事業で資源が持続可能であることの証拠になるものとして定めた基準を満たすデジタル化特別コレクションを確認した。

・公益。私たちは、観衆の規模や関与によって測定されるものであれ、賞やその他の人を引き付ける要素によるものであれ、彼ら自身の目標に応じて資源の指導者たちによって定められた、影響の証拠を求めた。測定結果は利用者の意見と訪問者数の集計、インターネット上のその他の場所(例えば、ソーシャルメディアに出ているもの、職能団体、雑誌記事)でのサイトへの言及という形を取った。

・金銭的な持続可能性。資源はその費用を賄う方法を開発している必要があった;革新的で効果的な事業計画と収益モデルをもつものは特に注目された。というのも、それらの資源の戦略についての情報は、大幅な予算制約のあるこの時代において特に歓迎されるものであろうと研究チームは信じていたからである。チームは、例えば、寄付の依頼やより高品質の画像や記録物の販売を通した収益の創出という証拠だけでなく、サイト上やインターネット上のその他の場所の両方で実施後の資源への支援(例えば新たな交付金)に関する情報を探した。また、財政的に安定した資源は最新のものである可能性が高いという仮定の下、チームは最近、定期的に更新されたサイトと「現在の」ものだと見えるサイトを探し出した。ブログへの投稿やソーシャルメディアの動き、著作権、資料がサイトに追加されたときの通知はすべて役に立った。

影響と経済的な安全性を実証することに加えて、デジタル化特別コレクションは少なくとも2年間オンライン上にあり一般に利用可能であったことが必要とされた。オンラインコレクションの年数を判断するために、研究チームは、日付のある著作権と事業の歴史に関して記された彼らのサイトとともに、コレクションに言及したニュース記事と交付金の記録のような時期の記されたオンライン上のその他の資源を参照した。

選考過程

2012年の6月から11月まで、研究チームは机上調査に着手し、前述の基準に適合したデジタル化特別コレクションを8つ確認した。

基準の2つは修正を必要とした。第一に、図書館の業務予算が100万ドル以下----再度記すが、IMLSの区分点を参照したものである----の機関における適格な資源の事例を見つけようと私たちが奮闘していたとき、「小規模」学術図書館のこの定義は変えなければならないだろうとすぐに明らかになった。私たちはこれを2つの方法で処理した。選択された1つの資源----ハバーフォード大学のQuakers and Slavery----は、検討段階において他の資源よりもその業績はそれほど大きくなかったが、スワースモア大学とブリンマー大学という2つの小規模機関と共有しているプラットフォームを調査する機会を提供した。第二に、私たちは第二の事例を識別するまで予算の基準点を漸進的に引き上げた:Grateful Dead Archive Onlineはカリフォルニア大学サンタクルーズ校の図書館が主催していたが、その業務予算は850万ドルだった。

問題があると判明した他の基準は、特別コレクションのデジタル化費用を負担した資金提供源だった。私たちは、外部資金の支援を受けて作成されたデジタルコレクションと内部で資金提供された創造物をもつところの両方を探すことを予想していたが、デジタル化特別コレクションに関係している職員との最初の対話が示唆したのは、内部で資金提供を受けたコレクションを見つけることは不可能に近いだろうというだけでなく、これほどまでに詳細な話は多数のインタビューの実施後にしか現れ出ないだろうということだった。そしてさらに重要なことに、資源への元々の資金源はしばしば内部資金と外部資金を組み合わせたものであるということがわかるようになった;寄付は正式な形では予算に計上されないことが多いため、主に内部で資金提供されたコレクションを識別することはかなり面倒なことだった。そうする代わりとして私たちは、選考の要件にするのではなく、より大きな事例分析において単に資金源を考慮に入れるだけにした。

候補リストを作成するため、研究チームは諮問委員会とデジタル化特別コレクションの状況に精通しているその他の人々から推薦を受けた。例えばIMLSの交付金を受けたものを含むIMLSのデジタルコンテンツとコレクションのレジストリなどのデータベースもまた参考にされ、ARL機関でのデジタル化特別コレクションの調査からのデータも使われた*36最後に、デジタル化特別コレクションを持っている可能性のあるOberlin Groupの図書館とその他の機関のウェブサイトを閲覧した。私たちは全部で、検討する188の資源のリストを取りまとめた。

この段階での最初の仕事としてIthaka S+Rチームに必要とされたのは、取りまとめたコレクションのリストに関する机上調査を実施することだった。それには、コレクションの組織的背景とコレクション自体に関するデータを求めて、一般的なインターネット検索を行うことに加えて、コレクションのウェブサイトを調査することもまた伴った*37。机上調査は、選択基準を満たさない候補を除外することで、事例研究を行うに値する範囲を絞り込む役に立つ。除外することがはっきりしている場合もあった(もはや運用中ではないデジタルコレクション;少なくとも2年間活動していないコレクションなど)。可能であれば、研究チームはコレクションの名前やURL、開始された日などのできる限り多くの重要なデータをスプレッドシートの中に記入していった;次に、それぞれを機関の特徴(規模と種類)に応じて符号化し、利用や影響の証拠と金銭的な持続可能性と革新性に対して1(低い)から5(高い)の評点をつけた*38。プロジェクトチームは合計で66の学術図書館における109のデジタル化特別コレクションと55の文化機関における79のデジタル化特別コレクションを検討した。

3つの持続可能性の基準で最も高い位置付けとなった31の資源の指導者たちに対して電子メールで連絡を取り、電話による選考を実施した*39。電話は大体30分続き、資源に関してすでに収集したデータを確認する機会と机上調査では判断しにくい事柄(影響、財源)に関してさらに調べを進める機会を研究チームに提供した。この段階を経て、資源のリストは11にまで絞り込まれた。

2012年12月、諮問委員会と相談してIthaka S+Rの研究チームは、調査への参加を依頼する機関のリストに優先順位をつけ、調査するコレクションに関してさらに意見を集めるために、残っている11の資源を再検討した。というのも、小規模な機関の中から確固としたデジタル化特別コレクションを識別することは特に挑戦的なことだと判明したからである。さらに2つのコレクションが精査され、最終的に8つが選び出された。

2013年1月、参加への招待が8つのデジタル化特別コレクションの指導者たちに伝えられた:

博物館、公共図書館、歴史協会、文書館

大規模|生物多様性遺産図書館(BHL)、スミソニアン図書館|Florida Folklife Collection、フロリダ州立図書館・文書館

小規模|         アメリカ古書協会(AAS)        |メイン州記憶ネットワーク(MMN)メイン州歴史協会

学術図書館

大規模|   家庭経済学アーカイブ:研究・伝統・歴史(HEARTH)、コーネル大学    |バンダービルト・テレビニュース・アーカイブ(VTNA)、バンダービルト大学

小規模|Grateful Dead Archive Online(GDAO)、カリフォルニア大学サンタクルーズ校|Quakers and Slavery、ハバーフォード大学

事例調査研究

事例調査研究は、デジタル化特別コレクションの指導部の主要メンバーと、可能な場合はその他の協力者とコレクションの利用者に対する詳細なインタビューから成っていた。一件を除くすべてにおいて、インタビューは対面で行なわれ、大体は60分から90分続いた。対面で行なわれなかったインタビューは電話で実施され、正確にメモがとれるようにほとんどは記録された。

インタビューは詳細なインタビューの手引に従って行われ*40、デジタル化特別コレクションの沿革とそれを運営するための整えられた現在のシステムの両方に関する議論を引き出した。話題として取り上げられたのは、一般的なデジタル化特別コレクションに対する機関の支援だけでなく、プロジェクトの発端や立ち上げと継続の費用、資金源、運営、持続可能性の懸念、影響と利用とそれらに向けられた活動、将来の計画なども含まれていた。それぞれの機関でのすべての取り組みは、事業の指導者だけでなく、デジタル化コレクションに携わっている重要な個々人とも話をするために行われた。そして必要に応じて、組織規模の戦略と計画を話すことのできる親機関の上級管理職やデジタル化特別コレクションプロジェクトにかかわる外部協力者との話も行われた。

付録B:机上調査と選考手順

以下の文書は、本研究のために調査されたデジタル化特別コレクションの研究と選別の際に研究チームのメンバーに出された指示である。その手順により、それらのコレクションの持続可能性を特徴付け、影響を与える要因に特別な注意を払うことを確実にした。机上調査は、コレクションの組織的背景とコレクション自体に関するデータを求めて、コレクションのウェブサイトを調査するとともに一般的なインターネット検索を行うこともまた伴った。調査されるそれぞれのデジタル資源の管理者たちには、選考の電話の前に電子メールが送られ、それぞれとのインタビューが設定された。その後の電話インタビューはそれぞれおよそ30分ほど続いた。

机上調査の手順

選択基準:区分

1. 機関の種類

 この資源は学術図書館や博物館/公共図書館の一部ですか?

   これは最初の観察から決定されるかもしれない。

 結果の記録:学術図書館あるいは博物館/公共図書館

2. 機関の予算規模

 この資源の親機関は大規模ですか、小規模ですか?

   学術図書館に関しては、National Center for Education Statistics, Academic Libraries: 2010 First Lookによる統計を用いて、大規模か小規模かを決める*41。

   博物館と公共図書館に関しては、IMLS report Status of Technology and Digitization in the Nation’s Museums and Librariesを用いて、大規模か小規模かを決める*42。

 結果の記録:大規模あるいは小規模

3. 最初の資金源

 この資源は内部の出資または外部の交付金を用いて作成されましたか?

   これは資源のウェブサイトの調査を通して決定されるかもしれない。ウェブサイトにはサイトの出資者やその他の後援者の一覧があるかもしれない。必要であれば、その資源について告知しているプレスリリースと記事をウェブ検索する。

 結果の記録:内部あるいは外部。

選択基準:持続可能性要因

1. 継続年数

 資源は2年よりも長く公に利用できる状態でしたか?

   ホームページや歴史の項目のいずれかから、資源のウェブサイトの開始日の証拠を見つける。これが上手くいかない場合、これらの詳細が記載されたプレスリリースやその他の記事を求めてウェブを検索する。入手可能であれば交付金の報告を見て結果を確認するようにする。

 結果の記録:はい、または、いいえ。

   もし「いいえ」なら調査を終了する。その資源は基準に適合していない。

   「はい」なら、続行する。

2. 財政の安定

 内部の支援あるいは外部からの資金提供のいずれであれ、経費を賄い、必要とされる改良への投資を行うことを可能にする計画を資源は準備していますか?

   資源のサイトやその他の関係する場所(例えば、親機関のサイト)で、収益を生み出すための創造的で多様な試み(広告や寄付の依頼、スポンサーの証拠、支払いモデルなど)の証拠を探すことで財政の安定性について判断する。可能な場合は財政的な歴史に関して資源の歴史を調べる。資源が今も活動的であるなら、そのサイトが最近のものであり、最近、定期的に更新されていたかを確かめてみる。

 結果の記録:1から5の段階で評定をつける。5は、様々な強固な収入の流れを確認したことを指す;1はその資源がもはや運用中ではないことを指す。

   その資源が3以上であれば、続行する。

3. 公共の利益

 資源はそれがサービスを提供することになっているコミュニティに対して重要な影響を与えていますか?

   訪問者数と資源のブログのコメント欄やその他の利用者からの寄与が可能な場所における利用者の活動を探すことで、影響を判断する。ソーシャルメディア(FacebookやTwitterなど)上に資源が存在しているか、コミュニティの反応があるかを確かめる。インターネット検索を介して、その資源が学術誌や職能団体のサイト、ニュースメディアで言及されているかどうかを確かめ、賞や表彰を探す。

 結果の記録:資源に1から5の段階で評定をつける。小規模だが活動的なニッチなグループに対してであれ、活動の少ない広範囲のグループに対してであれ、5は強固な公共の利益を指し示している。1は、その資源が観衆や観衆の寄与、その他の形の影響を及ぼしたという形跡を示していないことを意味する。

   資源が3よりも小さいなら、調査を終了する。その資源は基準に適合していない。

   資源が3以上であれば、そのサイトを電話選考を検討する資源のリストに加える。

電話選考の手順

選択基準:区分

1. 機関の種類(机上調査により事前に選別したもの)

2. 機関の予算規模(机上調査により事前に選別したもの)

3. 最初の資金源

 この資源を作成する際の最初の資金源は何ですか?

 結果の記録:内部あるいは外部

選択基準:持続可能性要因

4. 継続年数

そのサイトが2年よりも長く公に利用可能な状態だったか否かについて、机上調査の結果を確認する。

選考の際の質問:

 この資源を利用者が使用できるようになったのはいつですか?

 サイトが開始されたのはいつですか?

評価:

 2年よりも長く資源が利用可能な状態でなかったなら、調査を終了する。その資源は基準に適合していない。

 2年よりも長く資源が利用可能な状態であったなら、続行する。

5. 財政の安定

内部の支援あるいは外部の資金提供のいずれであれ、経費を賄い、必要とされる改良への投資を行うことを可能にする計画を資源が準備しているかどうかを確認する。

選考の際の質問:

 この資源は現在どのような支援を受けていますか?

 このようなの支援は継続していますか?

 それらは継続的な整備と必要な改良を可能にしますか?

 資源の将来のための計画が準備されていますか?

評価:

 サイトに1から5の段階で評定をつける。5はその資源が強固な財政的見通しをもっていることを意味し、1はそれが現存しないことを意味し、3はその費用を賄っていることを意味する。

   資源が3よりも小さいなら、調査を終了する。その資源は基準に適合していない。

   その資源が3以上であれば、続行する。

6. 公共の利益

サービスを提供することになっているコミュニティに対してその資源が重要な影響を与えているかどうかを確認する。

選考の際の質問:

 その資源にはどれくらいの利用者がいますか?(そして、これはどのようにして計測されましたか?)

 誰から、どのような種類のフィードバックをサイトは受け取りましたか?

 サイトが受けた注目として他にどのようなものがありましたか?(引用、ニュース記事など)

 資源の影響を他にどのような方法で測定していますか?

評価:

 資源に1から5の段階で評定をつける。大勢の利用者に到達していることであれ、何らかの方法(賞、活動的な利用、寄与)でその好意的な評価を表明してきたより小さな利用者集団に影響を及ぼしていることであれ、5はその資源が公共の利益を実証したことを示している。1は、その資源が影響を与えていなかったように見えることを意味する。

   資源が3よりも小さいなら、調査を終了する。その資源は基準に適合していない。

   資源が3以上であれば、そのサイトを事例研究としての検討対象とする資源のリストに加える。

資源の評定テンプレート

機関:

ハイパーリンク付きのコレクション名

連絡:

全部の評点:

 カテゴリー |       結果          | 点数

機関の種類 | 学術図書館または文化遺産 |  

予算規模   | 小規模または大規模(総額) |  —

最初の資金源|    外部または内部      |  —

継続年数   |はい(2年より長い)またはいいえ|  —

財政の安定 |       記述          |1から5の評定

公共の利益 |       記述          |1から5の評定

記述と背後関係

(記述)

協力関係

(記述)

影響

(記述)

費用を賄う

付録C:インタビュー対象者リスト

【訳注:省略します】

付録D:事例研究インタビューの指針

インタビュー対象者の背景

機関でのあなたの職務は何ですか?

この資源の管理におけるあなたの役割は何ですか?

職歴は?

報告する相手は誰ですか?

資源の由来

このデジタル化特別コレクションについて説明して下さい。

それが作成された最初の理由は何ですか?

 最初は誰の考えでしたか? それに取り組んだのは誰ですか? これが生じるのに誰の支援が必要とされましたか?

 それの作成にはどのような活動が伴いましたか?(活動には以下のものが含まれる可能性がある。プロジェクト管理や全般的な活動[スキャニング、メタデータ、ウェブデザイン/ソフトウェア開発、利用者へのアウトリーチとサポート、使用の分析、保存、編集、著作権処理]、ユーザーのトラッキングとニーズの分析、アウトリーチ)。

 どのようにしてデジタル化やメタデータ、保存などの基準が決定されましたか?

 これらの活動に対する費用はどのように賄われましたか?

   特にこれが交付金による資金提供を受けたものである場合、その交付金について教えてください(誰から、いくら、何に対して)。

   交付金による資金提供を受けていない場合、必要とされる仕事を行うためにどのようにして支援を引き出しましたか?

時間とともに成果物/サービスはどのように進化してきましたか? 最初の計画にどのような変更が加えられ、それらの変化の動機となったものは何ですか?

価値ある提案

最初にこの資源を作成したとき、その主な価値はどのようなものだと考えていましたか?

これは時間とともに変化しましたか?(どのように?)

今日、この資源の観衆は誰ですか?

 どのようにして知りましたか?

 これはこの資源が意図していた観衆と全く異なっていますか?

この資源について独特のものやとりわけ革新的なものはありますか?

この資源は利用者にとってなぜ価値があるのですか? この資源が利用可能でなかったなら、利用者は代わりに何をするでしょうか?

 物理的なコレクションとは異なる価値を提供しますか? そうであるなら、それは何ですか?

この資源はその他の類似の資源と比較してどうですか? 他の資源が提供していない何を提供していますか?

管理と指導力

この資源を管理しているのは誰ですか?

資源が「所在」しているのはどの部門ですか?

この資源は主にたった一人の指導者によって管理されていますか、それともある部門にいる多くの人々のうちの1人ですか?

 組織の他の資源の管理方法と似ていますか、異なっていますか?

他に誰がこの資源に関与していますか、彼らの役割は何ですか?

資源に関連して助言を与えるメンバーはいますか?

 彼らが解決の手助けをする疑問や問題はなんですか?

 彼らの関与はどの程度深いものですか?

資源の存続期間中ずっとこの管理モデルは一貫して存続してきましたか、それとも創出されてから変化しましたか?

 それらの変化をもたらしたものは何ですか?

 この変遷による作業上の影響は何ですか?

管理に関して具体的な計画が準備されていますか、現在の管理者は離れるべき、または所属を変えるべきですか?

(記述して下さい)。

活動と継続費用

資源を運用するために必要な、現在行われているすべての活動は何ですか?

 プロジェクト管理、スキャニング、メタデータ、ウェブデザイン/ソフトウェア開発、利用者へのアウトリーチとサポート、使用の分析、保存、編集、著作権の認可、ユーザーのトラッキングとニーズの分析?

 これらの活動はどこで行なわれていますか?

この資源はそれ自身の予算をもっていますか?

 そうであるなら、それは何であり、何を含みますか?

現物出資によって賄われる費用は何ですか、また、より大きな部門の予算の一部である費用は何ですか?

 それらの費用を賄っているのは、どの部門ですか?

資金調達

この資源は現在どのような財政的支援を受けていますか?

 すべての財源を記述して下さい(年間予算、交付金/寄付、稼得利益、現物出資)。

 資源が直接費用を賄うことが期待される費用は何ですか?

   どのようにしてこれらの決定に達しましたか?

   資源がその財務目標に達しなかった場合、どのような結果になりますか?

関連している場合:この資源の費用が部門/機関内でどのように分担されているか説明して下さい。何の活動が分担されていますか?

この資源の継続的支援において、収益の創出が果たしている役割は何ですか?

 あなたが試みてきた収益をもたらす活動は何ですか、またはどのような活動に挑戦してみたいですか?

 何が機能して、何が機能しませんでしたか? その理由は?

 収益の創出を遅らせてきた具体的な障害はありましたか?

利用の測定と説明責任

この資源の成功をどのように測定しますか?

これらの測定方法をどのように決定しましたか?

これらの目標に向けた進行をどのように(そしてどれくらいの頻度で)測定しますか?

誰がこれを測定し、その頻度はどのくらいですか?

 どのようにして目標を定め、それらがどのようなものであるべきかどのようにして決定しましたか?

 これらの目標を達成するためにどのような手段を取りましたか? どの戦略が機能し、どれが機能しませんでしたか、それはなぜですか?

 目標が満たされない場合、どのような手段を取りますか?

他のものと比較して、このコレクションに特別なところや異なっているところはありますか? 他のコレクションとは異なる方法でそれを評価しますか?

このデジタル化特別コレクションに対してあなたがもつ目標から見て、近い将来どのようなリスクがあると見ていますか?

組織的背景

あなたの機関の特性は、このコレクションの方向性をどのように形作りましたか?

 使命?

 管理?

以下の事柄に関してあなたの機関が備えている一般慣行は何ですか:

・観衆と利用を理解すること

・資源の強化

・学生と教員へのアウトリーチ

・保存

機関の中のその他のところと----費用や生み出す収益、それが持つ影響という点で----この資源をどのように比較しますか?

この資源の全費用は総予算編成の中にどのように収められますか?

組織的な視点

あなたの機関はデジタル戦略を文書にしていますか?

 デジタル化特別コレクションはその戦略のどこに適合していますか?

デジタル化特別コレクションを優先すべき領域と見ていますか? なぜそうですか、またはなぜそうではないのですか?

デジタル化特別コレクションに対する特定の予算はありますか?

 デジタル化コレクションが機関の将来において優先すべきことである場合、将来、この活動がどのように資金提供されると思い描いているか教えてください。

収益の創出についてのあなたの機関の姿勢について詳しく教えてください;特にデジタル資源/デジタル化特別コレクションにかかわっている場合。

とりわけ強い/成功したと見えるあなたの機関内部のデジタル化資源の例をご存知ですか?

それらのことと、それらについてあなたが特別に優れていると思ったことを教えてください。

このデジタル化特別コレクションの維持とあなたの機関の保持するデジタル化特別コレクションに関して、解決すべき最も重要な問題だとあなたが見ているものは何ですか?

交付金によって資金提供された資源は、その他の手段で資金調達された資源と異なっているように見えますか?

持続可能性の課題と機会

あなたの資源の長期的な成功が直面するリスクとして、何を考えていますか?

この資源の成功のための将来の機会として、何を考えていますか?

この資源の運営を続けるためにどのくらいの計画をしていますか? 利用者にとって、その価値は将来変化すると思いますか? そうであれば、どのようにしてですか?

この資源とともに活動する過程であなたが学んだ有益な教訓は何ですか?

参考文献

【訳注:省略します】

*33 http://microsites.oii.ox.ac.uk/tidsr/から入手可能。

*34 金銭的な投資という話題についての詳細は、ARLと協力してIthaka S+Rが実施した調査によるデータに関するMaron and Pickle, Appraising Our Digital Investmentを参照。

*35 Robert K. Yin, Applications of Case Study Research, 2nd ed. (Thousand Oaks, Calif.: Sage, 2003), p. 14.

*36 IMLS, Digital Collections and Content, http://imlsdcc.grainger.uiuc.edu/とNancy L. Maron and Sarah Pickle, Appraising Our Digital Investment: Sustainability of Digitized Special Collections in ARL Libraries, Ithaka, February 2013, http://sr.ithaka.org/research-publications/appraising-our-digital-investment

*37 この仕事の指針となった机上調査の手順に関しては付録Bを参照。

*38 評点のテンプレートは付録Bにある。

*39 選考の手順は付録Bにある。

*40 インタビューの手引は付録Dにある。

*41 NCES, Academic Libraries: 2010 First Look, http://nces.ed.gov/pubsearch/pubsinfo.asp?pubid=2012365

*42 http://www.imls.gov/assets/1/AssetManager/Technology_Digitization.pdfで入手可能である。

【3分割して訳した3つ目。
アブストラクトなどはこちら:http://www.sr.ithaka.org/research-publications/searching-sustainability

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更新日:2016-01-21 20:16:44 shikimi 1  del.icio.usに追加   はてなブックマークに追加   twitterに投稿   facebookでshare
[ 原文 ] http://www.arl.org/storage/documents/publications/searching-for-sustainability-report-nov2013.pdf Creative Commons License この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
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