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実験環境と実環境における低線量被爆の影響 / Garnier-Laplace, J.他

自然条件下で得られた放射線感受性データと統制被曝から得られたデータの間に整合性はあるか? 低線量放射線に慢性的に被曝したチェルノブイリ野性生物に関する事例研究

Garnier-Laplace J, Geras'kin S, Della-Vedova C, Beaugelin-Seiller K, Hinton TG, Real A, Oudalova A.  

Journal of Envionmental Radioactivity

フランス放射線防護原子力安全研究所(Institute for Radioprotection and Nuclear Safety, IRSN/DEI/SECRE, Cadarache, Building 159, 13115 Saint Paul lez Durance Cedex, France.)

抄録

本論文では、実験環境あるいは統制環境における生態毒性試験と、慢性的に電離放射線に被曝している野性生物のフィールドデータとの乖離を、初めて検討する。我々は、汚染されたフィールドから得られた慢性的な放射能毒性のデータとして入手可能なものを検討し、感受性の種間変動に関する知識を統制された外部γ線被曝との比較を検証する統計的手法を用いた。我々は、チェルノブイリの立入禁止区域に焦点を当て、文献に見られる、各レベルの慢性的被曝状況(バックグランド~100nGy/hから10mGy/hまで)に対応する陸生野性生物への影響に関するデータを扱う。必要に応じて、生命体への線量率を復元し、複数の異なる種とエンドポイントの線量=影響関係を確定するために必要な、一貫した不偏データセットを得た。その上で、我々は、チェルノブイリ立入禁止区域における種の放射線感受性の分散幅と、純粋にγ線のみに慢性外部被曝した陸生種から得られた統計的分布(すなわち慢性種放射線感受性分布・SSD)とを比較した。その結果、チェルノブイリのフィールド環境から得られた分布の中央値(HDR(50))(約100μGy/h)に対する最良推定値は実験環境の中央値(約850μGy/h)の8分の1であることがわかった。このことは、自然環境下に置かれた生命体は放射線に対する感受性がより高いことを示唆している。この比較は、この問題について機序の理解が欠けていること、およびフィールドでの標本抽出手法がもたらす潜在的な混乱がありうることを示している。チェルノブイリ立入禁止区域の野性生物が一見したところより高い放射線感受性を示していることを確認するために、我々は、交絡因子を扱えるようデザインされた、フィールドでのより頑健な手法を提案する。

[抄録のみの紹介です。原子力村の研究者が、マウスの実験から20mSv以下の低線量被曝は影響がないから大丈夫などと言っていますが、この控えめな抄録から科学的な観点から見て、実際のところは、この問題については、はるかに丁寧に調査・研究・検討を要することが伺えます。]

 
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更新日:2012-02-19 10:42:27 eengine 1  del.icio.usに追加   はてなブックマークに追加   twitterに投稿   facebookでshare
[ 原文 ] http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22336569 抄録のみの紹介。
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