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6年経って、米軍兵士は一部イラクから撤退する。イラク人女性たちの状況は? / イファット・サスキンド

法律: イラク

イラク戦争を考えるとき、あなたが米中心の連合軍が組織的に女性達に拷問し処刑している状況を考えないとしても、例外的ではない。同様に、イラク人女性が、米国お抱えの現イラク政権のもとで以前よりよい生活を送っていると何となく思っているとしても、不思議ではない。

2003年春、ファティンはバグダード大学で建築学を学ぶ学生だった。日々、彼女は授業に出て、バグダードにあまたある中のお気に入りのカフェにたむろし、そこで友人たちと勉強したり音楽を聞いたり、出世や幸せな結婚、それから子どもなどについて大きな夢を膨らませていた。

今では、それは誰かまったく別の人の夢のように思えると、ファティンは言う。

米軍がイラクを侵略した直後から、ファティンは、バグダード路上をパトロールする、髭を生やした若いイラク人の男たちの姿を目にしだした。彼らは、ファティンのような女性----流行の服を身につけ専門職に就こうとしている女性たち----を捜し回っていた。これらの男たちはそうした女性をひどく侮辱し、ときに殴った。

秋には、ファティンのような生活を送ることは死をもって罰せられるようになった。「悲惨なギャングたち」----とファティマは呼ぶ----はスラックスをはき、公共の場でスカーフをまとわず、握手をし、男性と交流する女性たちを、日常的に殺し始めた。

米国は、占領勢力として、こうした攻撃を阻止する法的義務を負っている。しかしながら、イラク人ゲリラをの戦いのみに専心していたペンタゴンは、民兵によるこうした恐怖政治を無視した。

それどころか実際には、もっとも危険な武装ギャングの一部は、米国が権力の座に据えた諸政党に所属していたのである。2005年までに、ペンタゴンは、スンニ派主導のゲリラ活動を粉砕する戦いに加勢させるため、これらのシーア派民兵に武器と資金を与えて軍事訓練を施していた。

ファティンがもっとも身近に民兵の脅威を感じたのは、ある朝、武装した民兵たちが大学の教室に乱入し、スカーフをまとわない女子学生を皆殺しにすると脅したときだった。それ以後、若い女子学生の多くが大学をやめた。学期が変わったとき、ファティンの両親もファティンの学生登録を禁じた。

イラク人女性を公共の生活から残忍なやり方で追放しようとする民兵たちにペンタゴンが武器を与えていた一方、米国国務省はイラクの新憲法を忙しくとりまとめていた。米国政府が「進歩的」で「民主的」と自賛したこの新憲法は、女性を差別する宗教法をすべての法律の基盤として示すものだった。この憲法はまた、サダム・フセインが政権に就くよりも前の1959年にイラク人女性たちが闘いを通して勝ち取った中等でもっとも進歩的な家族法をひっくり返すことで女性の権利を制限した。

ファティンにとって、米国がご親切に作って下さったイラクの新たな憲法が、それまでサダム・フセインの独裁政権下においてさえ保証されていた女性の権利を破壊したことは悪夢のような皮肉だった。

ファティンは今、退学し、3年以上仕事もない状態にある。薬剤師をしている母も、獣医の資格を持つ叔母も、数年前から失業しているが、恐ろしくて仕事を探すこともできずにいる。

ここ米国では、女性の視点から語られたイラク戦争の話を耳にする機会はほとんどまったくない。実際、イラク人女性たちは、米国のイラク侵略6周年にあたり、何を言っているのだろう? 2003年当時と同じことを今も言い続けている。すなわち「占領の終結を」、と。世論調査は一貫して、イラク人の大多数が米国の撤退を望んでいることを示している。

私たちは、米軍が撤退すればイラクでは暴力が席巻すると聞かされている。米国がイラク人女性とその家族にもたらした苦しみを憂慮する私たちにとって、それはいやとは言いにくい議論である。けれども、自分たちの安全について誰よりもよく知っているイラク人たち自身が、米軍兵士たちは暴力を阻止するのではなく暴力を行使していると述べている。複数の世論調査で、ほとんどのイラク人が、米軍がいないほうがはるかに安全だと感じると述べている。

それに反駁できるだろうか? 米軍のイラク侵略以来、100万人以上のイラク人が暴力的な死の犠牲になり、400万人が家を追われた。家族を世話をするために必要な資源----電気や水、食べ物、燃料、医薬品----は恐ろしく手に入りにくくなり、場合によってはまったく入手できなくなった。

今年、米国がイラクを侵略してから6年目を迎える。その間、女性達は悪化する暴力に耐えるだけでなく、米国によるイラク占領と女性に対する暴力に対抗する運動を組織してきた。

自ら目にした弾圧に反対して声を上げる手段を手にするために、ファティンはイラク女性の自由会議(OWFI)に参加した。ニューヨークにある国際女性人権団体MADREと協力して、OWFIは女性の人権を促進し、暴力から逃れた女性たちを守る女性のシェルターネットワークを創っている。

イラクの女性たちは、平和で公正な未来を創るための基盤を構築している。彼女たちの言葉に耳を傾けるときが来ている。

 

イファット・サスキンドはMADRE広報主任。本論説はアメリカン・フォーラムが公開しているもの。


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更新日:2009-03-20 10:11:49 kmasuoka 0  del.icio.usに追加   はてなブックマークに追加   twitterに投稿   facebookでshare
[ 原文 ] http://www.zcommunications.org/znet/viewArticle/20906 CC表示・非営利・継承に相当。
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