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イラクの民主主義とアメリカン・カルチャー / ラフール・マハジャン

2005年5月5日 ラジオコメンタリー

イラクで米国が造り上げた「民主主義」についての一貫した姿がようやく現れつつある。一貫して実体よりも象徴を信頼している、そして民主主義に関して認識可能な概念は何一つ有していないように見える、底知れぬほどポストモダンな米国の政権は、政権に対する最も激しい批判者たちが予測した通りのものをイラクに造り上げた。

いくつかの領域では、民主主義は無意味にまで縮退し、他の領域では民主主義は汚職、弾圧、責任の不在として再定義された。

私たちは、投票に現れたイラク人の否定しがたい勇気を世界中のメディアがお祭り騒ぎで報じ、米国の一般教書演説では共和党が投票をしたかのようだったところを目にした。けれども、イラクの政治家がセクト的な争いでがんじがらめになり政府を構成しなかたそれからの3カ月、私たちはほとんど何も聞かなかった。選挙のポイントが政府の構成にあり、その政府は何かをなすことになっているということさえ忘れるに十分なほどだった。

そして政府が作られた今、憲法をめぐってさらに対処しがたいセクト的争いの中で身動きがとれなくなることは明らかであり、一方、厳しい状況におかれたイラクの人々のニーズに答えようとする責任あるイラクの組織はない。

今や、イラクには「民主的な」政府があって、記者を殴り、逮捕し、脅迫し、日常的にテレビのテープを没収し、さらに政治家を「侮辱した」という理由で記者を逮捕さえしている。多くの記者が、嫌がらせを受けるために、新たなイラク治安部隊の報道を拒否しており、記者の仕事を完全に辞めてしまった人々もいる。アルジャジーラのバグダード事務所は閉鎖されたままで、何カ月もその状態である。米軍兵士による恐るべきまでに頻繁に起きるアラブ人記者の殺害についてはここではおいておこう。

新体制は猛然と腐敗している。トランスペアレンシー・インターナショナルは、イラクのビジネス関係者が例外なくどのような取引を政府と行う場合でも賄賂が必要だと苦情を言っていると報じている。中には、汚職の規模は、経済制裁後半のサダム政権時代を10倍も超えたものであると言っている。トランスペアレンシー・インターナショナルの報告は、新たなイラクは「史上最大の汚職スキャンダル」になるかも知れないと述べている。

その前には、米国が運営する連合国暫定統治機構(CPA)による巨大な腐敗があった。CPAは190億ドル以上のイラク石油収入のほとんどを米国企業のために使ったか使うことにし、一方で、イラクの金88億ドルをどうしたか説明できていない。

当初、ブッシュ政権はイラクをネオコンのイメージ通りに作り替える壮大なる計画があった。そこではイラク人によるものは何一つない「米国製」のスタンプ付き政府を擁立する予定だった。このような考えが完全に崩壊した現在、ブッシュ政権は進路を変え、この1年、サダム・フセイン下の軍や嫌われていたムハバラート(秘密警察)に属していた最も有能な処刑者たちを探し求めて、自分たちのために敵を壊滅させようとしている。

米国は、イラク政府の統制下にない不正規民兵を使い始め、最も汚い危険な作戦を行わせている。その中でも中心的なアドナン・タビトの特殊警察突撃隊の隊員のほとんどは、サダムに忠誠を誓っていた共和国防衛隊出身である。タビトの顧問をしているジム・スティールは、この仕事の前、エルサルバドルの準軍組織「死の部隊」とともに働いていた。

エルサルバドルでは、米国は少なくとも、「死の部隊」とのつながりを隠そうとする程度の恥の気持は持っていた。イラクでは、米国政府関係者がこれら民兵は米国人が感じるような制約を感じないらしいとおおっぴらに語っている。アメリカ人が被拘留者を殴り殺したり、電気ショックを与えたり、処刑のふりをして脅したりすることを考えると、その「制約」とやらが何を意味するのかはさほどはっきりしてはいない。

アメリカ合州国がかくも慈悲深くわざわざ作りだした新たなイラク民主主義を代表するものは、恐らく、「正義の手になるテロ」という一日二回のテレビ・ショーであろう。この番組では、拷問を受けたイラク人レジスタンス戦士の告白ビデオが流される。抑圧的な警察国家の歴史を見てみたとしても、ここまでひどいことを聞いたことがあるだろうか?

このショーはタビトの着想になるものであるが、同性愛者だと言ってレジスタンスを悪魔化するアイディアはタビトのものかもしれないし、アブグレイブで米軍兵士が使った悪名高い技術にインスピレーションを得たものかも知れない。

結局のところ、アメリカ合州国はイラクに、代議制民主主義やリベラルな文化のほんのわずかな断片さえ作らずに、サダム支配下のイラク政治文化とブッシュ支配下の米国政治文化のねじ曲がった統語歌いを造り上げたのである。

通常、米国が他国に介入するときには、実際には米国の帝国主義的利益のために人々の希望を弾圧する雇われ国家を創設しようとする一方で、表ではアメリカン・カルチャーと民主主義を注入するのだと語る。この度は、どうやら、米国は実際にイラクにアメリカン・カルチャーを注入したようである----米国で今日支配的な最も偏狭で頑迷偽善なかたちのアメリカン・カルチャーを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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更新日:2010-05-27 22:04:19 kmasuoka 0  del.icio.usに追加   はてなブックマークに追加   twitterに投稿   facebookでshare
[ 原文 ] http://www.empirenotes.org/05052005commentary.html 著者の了解。
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